読売テレビ開局55年記念ドラマ『泣いたらアカンで通天閣』(3月25日~27日 24:28~関西ローカル)の収録が21日、大阪市浪速区の通天閣界隈で行われ、主演の木南晴夏、鈴木亮平が参加した。

ビリケン像の足の裏を触って"ご利益"を授かる(写真左から)木南晴夏、鈴木亮平

同作品は、通天閣が見下ろす新世界の商店街を舞台に、ラーメン屋を営む父娘と、2人を取り巻く下町の人々の姿を描く人情ドラマ。木南は不器用で商才のない父親(大杉漣)を支えるしっかり者の娘・千子を、鈴木はやがて千子と惹かれ合う幼なじみを演じる。

ともに関西出身の木南と鈴木は、地元でのロケに「うれしい」とニッコリ。木南は「ロケをしていても、街の人たちがみんなあったかい」と感激しきりだった。鈴木は「撮影中、すごく演技がうまくて、めちゃめちゃアドリブも効く人との絡みがあって、『大阪の役者さんですか?』とスタッフの方に聞いたら、『近くの飲み屋にいた普通のオッチャンですよ』と。普通の人があんなにうまかったら、僕ら役者は商売上がったりやわ(笑)」と大阪の一般人の順応力に舌を巻いてた。

また、ドラマの中で重要な役割を果たす大阪のシンボル・通天閣の展望台には「初めて上った」という木南。幸福の神・ビリケンをはじめ、七福神の像なども並ぶ館内に「こんなに運気の上がるものばかりあるところだとは知りませんでした。いるだけでパワーが上がりそう!」と笑顔を見せていた。