2013年には、スーパーマン誕生を描いた『マン・オブ・スティール』の公開が控えているクリストファー・ノーラン (C)BANG Media International

『ダークナイト ライジング』をはじめ『バットマン』シリーズ新三部作で知られるクリストファー・ノーラン監督が、新作SF作品『インターステラー』の監督兼プロデュースを務めるため現在交渉中だという。

本作は2つの離れた時空を直接結び付けるワームホールを抜けてタイムトラベルし、異次元に向かった探検隊のストーリー。しかし契約内容が非常に複雑なため、ノーランはここ数カ月に渡って交渉を詰めている最中だという。本作はパラマウント・ピクチャーズによる企画だが、ワーナー・ブラザースとの共同製作になる見込みで、『バットマン』シリーズや『インソムニア』『インセプション』などでもワーナーとタッグを組んできたシンコピー・フィルムズが製作を手がけることになる予定。

脚本は、クリストファーの弟で、これまでにも『プレステージ』『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』などで兄弟タッグを組んできたジョナサン・ノーラン。カリフォルニア工科大学理論物理学者で重力物理学、天体物理学などを専門とするキップ・ソーン博士の理論に基づいた脚本だと言われている。また、ジョナサンが執筆した短編『メメント・モリ』を基に、クリストファーが『メメント』を手掛けたこともある。

以前はスティーヴン・スピルバーグがメガホンを取り、リンダ・オストと共にプロデュースも担当すると見られていた本作だが、現時点でスピルバーグが関与するかは明らかにされていない。

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