熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!

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●「あゆの新恋人は離婚裁判中。宮根がチクリ!」【ミヤネ】

「堂々の熱愛宣言」から一転、恋人の内山麿我には妻がいて離婚裁判中であることが明らかになり、ピンチの浜崎あゆみ。内山の妻・野村涼子が謝罪コメントを出したことに「何で奥さんが謝らなければいけないの?」、リリース間近のアルバム『again』ジャケ写が 2ショットであることに「宣伝がエゲツない」「不倫なのにここまでやるの?」と大バッシング状態だ。スタジオの宮根誠司も思うところがあるのか、フランス語であいまいなツイートしている浜崎に「さすが大スターのやることですね」と毒を吐いていた。アーティストってこんな逃げ方もアリなのか。

●「小林麻央が第2子妊娠、海老蔵も大喜び」【ノンストップ】

小林は妊娠6カ月で、来年3月に出産予定だという。現在、海老蔵は京都で撮影中だが、記者たちはお約束のように、父・団十郎のもとへ。強引な誘導尋問で「待ち遠しい。早く会いたい」とコメントさせていた。一方、その夜『しゃべくり007』に出演した海老蔵は、 「育児は務め。お風呂に入れているけど、妻には浮かしているだけと言われます」とデレデレで、よい父親ぶりを披露。ただ、その顔は相変わらず黒光りしてテカテカだった。何人でも子どもが産まれそうだ。

●「金子哲雄さんがつづった『僕の死に方』。命と歩んだ500日」【ミヤネ】

先月、41歳の若さで急逝した金子さん。亡くなる1カ月前から、最後の力を振り絞って著書『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』を書き上げていたという。何ともスゴイ人だ。宮根誠司は、「読んでみて『アレッ?!お得情報があるぞ』と思った。病気や入院などのお金についても書かれていたんです。『最後の最後まで流通ジャーナリストなんだな』と感動しました」と語ると、松尾貴史も「これは本物の"命がけの仕事"ですね」と呼応。二人とも、「自分も死ぬときはこうありたい」と言っているようだった。

●「芸能記者vs織田裕二。プライベートを徹底追及!」【知り】

今年最も輝いた男性に贈られる「GQ Men of the Year2012」に選ばれた織田。「デビュー25周年で、『踊る大捜査線』が15年で完結した節目の年。来年はゼロからのスタートです」とさわやかに語った。織田はこの手の会見になかなか顔を出さず、囲み会見もしない。プライベートの話なんてもってのほかだ。それだけに、ここぞとばかりに記者が食い下がる。

記者「クリスマスの予定は?」、織田「どうでしょうね」。記者「奥さまにプレゼントは?」、織田「適当に……」。記者「子づくりは?」、織田「役者なので私生活とかは、みなさんにわからない方がいいと思ってるんで」とかわしまくった。それでもあきらめない記者に、「じゃあ、パパ役をやりましょう」と笑顔で返す織田。ここで記者が降参、織田の勝ち。そういえば、結婚発表のときも全くのノーマークで記者たちを驚愕させていた。私生活を切り売りしまくるタレントばかりの中、その役者魂はスゴイ。

●「Mr.ビーンが引退! 衝撃の理由とは?」【スッキリ】

引退の理由は、「50代の人間が子どもじみたことをやるのが悲しくなってきた」から。さらに、「年々あまりやりたいと思わなくなってきた」と驚愕のぶっちゃけぶりだ。これを聞いたテリー伊藤は、「何だと~!」と怒り、加藤浩次も「さんざんやってきたくせに!」とエキサイト。

ただ、Mr.ビーンのキャラをやめるだけで、本名のローワン・アトキンソンとして俳優活動は続けるとのこと。テリーは、「ロンドン五輪の開会式も出てたのに……。僕、人形も持ってますよ」と最後まで残念そうだった。確かにあなたの方が年上で、子どもじみたことをしているかも。

●「内田裕也がコンビニ&スーパーでやってしまうことは?」【スッキリ】

『エンタメまるごとクイズッス』にVTR出演した内田裕也。最近、親交のある世界的ギタ リスト、ジミー・ペイジが同番組に出演したことを聞くと、「気分いいねぇ」と満面の笑み。内田はこの番組が大好きなのだ。

続いて、内田は「オレがコンビニでついやってしまうことは何?」というクイズを出題。すかさず加藤浩次が「万引き!」、テリー伊藤が「おでんの中に指を入れる!」と回答すると、あわてて天の声(山里亮太)が「それロックじゃなくて犯罪でしょ」とツッコミを入れる。正解は、「息子の本木雅弘がCM出演している『伊右衛門』を前に出すこと」だった。「陳列棚の前に置いちゃうんだ。家族だから当然。それが人間の優しさだろ? 自分のCDが出たときもさりげなくやるよ」と話す内田。真顔なのがシュールだ。ちなみにこの人72歳。

●「立川談志さん、一周忌。爆笑高座が映画で復活」【とくダネ】

談志さんの名作落語がドキュメンタリー『映画 立川談志』としてよみがえることにな った。小倉智昭が「こうやって高座が残るのはいいことだね」と、コメンテーターで娘の松岡弓子に話を振ると、「亡くなった当初は生々しくて躊躇しましたが、今は父の映像を見て救われます。おもしろいですから」と語った。その手には、父の形見である腕時計が巻かれている。談志さんが亡くなったのは1年前のちょうどこの日なのだ。さらに、松岡が「死ぬまでに見切れないほどの映像や音源が残っている」と明かすと、小倉が「それほしいね!」とノリノリで返す。そこに菊川怜が「(小倉に向かって)"小川さん"の家で観ましょう」と声をかける。「また"小川さん"になっちゃった……」とボヤく小倉。こりゃあ怒られるぞ。

●「夏木マリが夫同伴で小倉智昭と対談」【とくダネ】

「カッコイイ女」の象徴として、講演やライブに多くの女性が詰めかける夏木。小倉が事務所を訪ねると、夫のパーカッショニスト・斉藤ノヴと2人でお出迎え。夏木の作った料 理を食べながらの対談となった。2007年の事実婚宣言から、昨年5月に突然入籍したことについて、「一人の方が慣れてるから安定している。二人でいた方が不安定になるけど、私はその方が好き」「若いころならすぐに別れてた。年を重ねてから結婚してありがたかったなと思う」「介護のように助け合いながら生きて死にたい」と夏木らしい言葉で語った。

さらに、小倉が「歌と芝居どっちが好き?」と聞くと、夏木は「やっぱり歌って死にたいです」と即答。「あれだけ俳優で活躍しているのに、それでも音楽が自分の主流だって言う」と小倉を驚かせた。ただ、料理中に緊張して調理器具を落としたり、動揺してフライ返しで野菜を混ぜたり、夫に微笑みかける顔は恋する乙女のようでもあり……夏木は"カッコイイ女"というより"お茶目な女"だった。

●「浜崎あゆみ、離婚成立から1日。2ショット帰国!」【ミヤネ】

空港で記者からの「お帰りなさい」に無言で頭を下げる浜崎。続けざまに「再婚のご意思は?」と聞かれると、あわてて横に振って立ち去った。サングラスをしたままで、無表情 だったものの、記者の質問に答えたのは意外だ。熱愛発覚、パリでの2ショット激写、離婚裁判の発覚、妻の謝罪文、離婚成立と、わずか1週間でめまぐるしい展開だったが、宮根誠司は「『プライベートはオープンにしよう』という姿勢なんですね」とアッサリ。騒動の収束が残念なのか、それとも浜崎サイドの力技的な展開が気に入らないのか。しかし、最後はやっぱり宮根。「いっぺんああして、空港を手つないで歩いてみたいな~」と悪ノリしていた。

●「世界の歌姫・テイラー・スウィフト生出演!」【スッキリ】

登場するなり、あいさつのキスで男性陣をメロメロにするテイラー。22歳にしてグラミ ー賞6冠、セールス2200万枚、30歳以下のセレブ長者番付1位などの強烈な実績を持つ。2度目の出演だけに、「日本はちょっとしたことも神秘的に感じる」「家族へのクリスマ スプレゼントに茶器、箸、着物を買いたい」「趣味は森の中でのハイキングと猫をかわいがること」「理想の人が見つかったら結婚したい。頭の回転が早い人が好き」と聞けば何でもぶっちゃけてくれる。続けざまにWe「 Are Never Ever Getting Back Together」(私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない)を歌い上げ、「歌詞は実体験をもとにして書いた」と笑い飛ばした。180cmの長身といい、いろんな意味で突き抜けている。

●「爆笑問題・田中裕二、仕事復帰会見でも"子ども"かっ!」【スッキリ】

復帰会見に臨んだ田中は、「『病院からなら仕事に行っていい』と言われた」と子どものような受け答え。別名“キス病”と呼ばれることを突っ込まれると、「残念ながらここんとこホント心当たりないから」と即答。すかさずスタジオのテリー伊藤が「誰も心配してない。ネコとしかキスしてないから」とバッサリ斬られた。さらに、「食欲がなくて、大好きなアイスを生まれて初めて残した」という子どもじみたエピソードを明かす田中。実際、女性リポーターよりも小さかった。12月18日に田中が扁桃除去、太田光がポリープの手術を受けるらしい。やっぱりこの二 人、仲がいいのだ。


今週はプライベートに関する受け答えの差を感じる1週間だった。「かたくなにしゃべら ない」織田裕二、「ファンにならしゃべる」浜崎あゆみ、「包み隠さず何でもしゃべる」夏木マリ。織田は俳優としての立ち位置を、浜崎はファンを大切にしているのだろうが、やはり夏木の好感度はハンパない。「結婚しない」という言葉を取り下げたり、料理を失敗しても撮り直さなかったり、芸能界屈指の自然体だろう。演技や歌よりも、ぜひトーク番組の司会をしてもらいたい。

木村隆志 コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時 間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門イン タビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。