タレントで歌手のベッキーが、21日、東京・汐留の日テレホールで行われた、「ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展―パリの夢 モラヴィアの祈り」の記者発表会に出席した。
日本テレビ開局60年特別美術展として開催する同展覧会では、19世紀末のアール・ヌーヴォー様式の画家・アルフォンス・ミュシャのポスターやカラーリトグラフ、油彩画など約240点を展示。2013年3月9日から開催される東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーを皮切りに、新潟、愛媛、宮城、北海道の計5会場で2014年まで巡回する予定だ。発表会に出席した日本テレビの大久保好男社長は「ミュシャ財団にご協力頂き、充実した内容になると確信している。1人でも多くの方にミュシャ芸術に触れて欲しい」とあいさつした。
同展覧会のオフィシャルサポーターに就任したベッキーは「ミュシャの"四季"の中の春をイメージしました」と淡いピンクのシフォンワンピースで登場し、「アール・ヌーヴォーの巨匠の展覧会のサポーターを務められて光栄です。1人のお客さんとしてもすごく楽しみ」とにっこり。ベッキーは、ベッキー♪#名義による展覧会のテーマソングも製作中だそうで「故郷や家族を愛するミュシャの世界観を壊さないように、春っぽくて出掛けたくなるようなウキウキした曲にしたいと思ってます」と明かし、「初公開の作品もあるので、ミュシャを知ってる人も是非見に来て欲しい」とPRした。
発表会終了後、報道陣の取材に応じたベッキーは「学校の美術の時間で見た事があるくらいだったんですが、今はとてもハマってます」とミュシャ好きになったようで、展覧会に一緒に行きたい人を聞かれると「美術館が好きな山本梓ちゃんを誘って行きたい」と番組で共演しプライベートでも交流のある山本を挙げた。また、1番のお気に入りの作品は、ミュシャの娘を描いた"ヤロスラヴァの肖像"だと言い、「強い瞳が印象的で、構図も好き。頭に巻いたスカーフを真似しようと思って、バスローブで試したけど小さくてできなかった」と絵画の真似に挑戦したようで、「今度はベットシーツを使ってやろうかな? 自分の家だと片付けが面倒なので、ホテルのシーツでやりたい」とニヤけていた。