ワールド・ベースボール・クラシック日本代表の監督に就任した山本浩二が13日、ニッポン放送のラジオ番組『徳光和夫 とくモリ!歌謡サンデー』(土曜午前5時~10時50分)に生出演した。

ニッポン放送のラジオ番組『徳光和夫 とくモリ!歌謡サンデー』に生出演したゲストの山本浩二監督(右)とMCの徳光和夫

番組MCを務める徳光和夫は、山本浩二監督と旧知の間柄。冒頭で、「(山本浩二監督と)親しくさせて頂いているだけに今の気持ち、立場もわかるんであんまり無理に聞けないんですが…」と言いながらも、監督就任の真相に迫った。

正式オファーのタイミングについて「徳光さんと会った日です(笑)。朝、王(貞治)さんから電話を頂きまして、侍ジャパンの監督を受けてくれ、と要請を」と明かした山本監督。その1カ月前、紙面で名前が上がったものの、経緯を見ていくうちに「これはないな」とほっとした矢先の出来事だった。その後、シニアアドバイザーの原辰徳監督と食事をし、「気がついたことは何でも言って欲しい」と伝えたという。代表メンバーの人選については「各コーチと相談しながらこれから決めていきますが、自分の頭の中にはあります」とし、「(ピッチャーは)12人から13人です。全部で28人ですから野手は15人から16人ですね。キャッチャーは3人必要でしょう」と構想を明かした山本監督。「短期決戦なので点を取られない布陣が大事ですね」と早くも実戦モードの様子だった。

また、レンジャーズのダルビッシュ有投手について、徳光が「監督が個人的に水面下で打診することはあるんですか?」と鋭い質問を投げかけると、山本監督は「私用で電話することはできますね、元気か?ってね(笑)」と意味深発言。徳光は「キャッチャーは阿部慎之助選手(巨人)でいいんですよね?」とさらに踏み込むも、山本監督は「精神的にも乗りに乗っていますしね」と明確な発言を避けた。ところが、リスナーからの「4番は誰ですか?」の質問に、徳光は「アルファベットで言うと"A"ですか?」と食い下がる。根負けしたのか山本監督が「"A"、です…か…ね(笑)」と漏らすと、徳光は「阿部慎之助さん、合格です!」と満足気だった。