AKB48の29thシングル曲(2012年12月発売予定)の選抜メンバーを決める「AKB48 29thシングル選抜 じゃんけん大会」は、AKB48の島崎遥香の優勝で幕を閉じた。85人の中からセンターの栄冠を手にするのはたった一人。今大会もさまざまなドラマがあった。

梅田彩佳に敗戦後、メグたんパンチラを披露した小嶋陽菜

今年で3回を迎えるじゃんけん大会はトーナメント方式で行われ、ベスト16以上まで勝ち上がると29thシングルの選抜メンバーに選ばれる。衣装に凝ったり、験を担いだり、戦略を練ったり。それぞれの勝負に臨む姿勢はさまざまのようだ。

小嶋陽菜は3回戦で梅田彩佳に敗れた際、「無茶苦茶悔しいです!」と悔しさをあらわにした。赤のドレスからお色直しをして3回戦に臨んだ小嶋だったが、「メグたんと一緒に来たので私が負けた記憶を消したいと思います! 」と突然スカートをめくりあげた。そのパンチラに書かれていたのは「必勝」。彼女が着ていたは、自身の主演ドラマ「メグたんって魔法つかえるの?」の役衣装だった。ちなみに、同主人公はパンチラを見せると相手の記憶を消すことができる能力を持っている。

2回戦で敗れた大島は、「1回戦だけ勝てればいいという気持ちが邪念になったのかなと思います。来年がんばります」とメンタル面の弱さを自己分析。威圧感たっぷりの特攻服で臨んだ高橋みなみも「優子さんが負けた時に1回勝つこと満足してしまうと言ってて、私もそうなんだと思いました…」と総監督らしからぬ発言!? 初戦では特攻服に書かれた刺しゅうの文字「燃える闘魂 燃える 髪の毛」を指して、キャンドルで髪を燃やしてしまった自身の失敗をネタにするなどまだまだ余裕があった。

また、JKT48の移籍が決まった高城亜樹、仲川遥香はそれぞれの衣装に今後の意気込みを込めたようだ。高城はうさぎの着ぐるみで「この衣装のようにピョンとステップアップできたらいいなと思います」、仲川は「インドネシアの国旗を背負って頑張って、そしてセンターにもなりたいと思います!」とインドネシア国旗のカラーを基調とした衣装で臨んだ。28thシングル「UZA」で大島優子とセンターを務めることが決まった松井珠理奈は、かつて前田敦子とセンターを務めた「大声ダイヤモンド」の衣装で登場し、その当時の髪型に合わせて前髪もカットするほどの気合の入れようだった。

総勢85人で対戦を繰り返していると思わぬハプニングが起こることも。D組2回戦で大島優子に敗れた倉持明日香は敗戦コメントのはずが「手袋を取った優子ちゃんの手が汚くて(笑)。手の甲に何か書いてあるんですけど、それは何ですか?」と思わず質問。すると大島は「ラッキーカラーがオレンジだったんですけど、オレンジを身につけられないから字で書いてみました」と独特の験担ぎが明らかとなり少々恥ずかしだった。

また、初戦で早々に姿を消した宮澤佐江は敗戦直後に手にしてたバラが無残に散ってしまう。自分の状況を物語っているようなバラの姿に宮澤も「うそでしょー!こんなことある?ゆきりんと戦うために王子様の格好をして、ゆきりんの一番好きな髪型もしたんですよ。も~」とあきれ果てていた。