長野電鉄は8日より、2100系「スノーモンキー」車両2編成のうち1編成(E2編成)の塗装を変更し、オリジナルデザインでの運行を開始した。

2100系「スノーモンキー」のE1編成(写真左)と、塗装変更を行ったE2編成(右)。E2編成はステッカーなどを貼る前の状態

2100系「スノーモンキー」は、特急「成田エクスプレス」に使用されたJR東日本の253系電車2編成(6両)を譲り受け、2011年2月より運行している特急列車。これまではJR時代とほぼ同じデザインで運行していたが、塗装変更で車両前面の赤色の面積が広がり、側面は白色をベースに上下に赤色のラインが入ったデザインに。同社によると、コーポレートカラーの赤を目立たせると同時に、「スノーモンキー」の愛称をより強く意識したという。

塗装変更後の運行初日である8日には記念イベントを実施。当日の特急列車をすべて2100系「スノーモンキー」車両で運行し、湯田中駅前「楓の館」にて塗装変更記念の特急乗車券や入場券、キーホルダーなどのグッズ販売を行った。塗装変更したE2編成運行初列車(4A列車・須坂駅9:59発 特急長野行)の車内では、須坂~権堂間にて当日限定の「乗車証明書」を乗客に配布。初列車以外のA特急列車では、車内で鉄道グッズを500円以上購入した人に「乗車証明書」をプレゼントしたとのこと。