山田孝之、林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、山口雅俊監督が、25日、東京都内で行われた映画「闇金ウシジマくん」の初日舞台挨拶に登場した。

映画『闇金ウシジマくん』の初日舞台あいさつに登場した山口雅俊監督、林遣都、山田孝之、崎本大海、やべきょうすけ(左から) 拡大画像を見る

同作は、累計600万部を突破した同名コミックの映画化。2010年には、深夜の連続ドラマとして、映画同様、山口監督がメガホンをとり、山田が主役の丑嶋を演じて話題となった。映画は、どこにでもいそうな人たちの、よくある欲望と社会の闇を正面から描いたエンターテインメント作品となっている。

ドラマに引き続き、債権者を非情に追い込んでいく闇金会社社長・丑嶋を演じた山田は、「土曜日の午前中から、こんな作品を観て、多分楽しい週末は過ごせないでしょう」とあいさつして、会場を笑わせた。役柄については、「捉え方は人それぞれでいいと思いますが、自分としては、機械的で、異物がそこにあるという感じで演じました」と語った。

 一方、イベントサークル代表で、セレブになること野心を持つ小林純を演じた林は「原作を読んで、自分とはかけ離れた役だったから、振り切ってやらないとなと思いました。事務所の社長から、『山田のウシジマはすごいぞ』とプレッシャーをかけられて、そのプレッシャーを背負ったまま臨みました」と撮影裏話を披露。すると、山田から「(実際に撮影現場を見たら、社長が)言ってるほどでもねーじゃんって思ったでしょ?」と突っ込まれ、思わず苦笑していた。

同作には、AKB48の大島優子も出会いカフェにハマるフリーターの鈴木未來役として出演しており、この日はVTRで登場した。大島は、「人が目を背けがちな世界を真正面から描いている作品です」と映画をPR。さらに、撮影中はAKB48を聞いて盛り上がったという山田に「AKB48の歌とダンスで会場を盛り上げて」とむちゃぶりした。

会場にはAKB48の楽曲「ヘビーローテーション」が流れ、客席からは大拍手が起こったが、山田は「やり出したら2時間はやりますよ。それに、2時間しか寝てないので無理」と拒絶し、待望のダンス生披露は次の機会に持ち越しとなった。AKB48は24日から東京ドーム3日連続公演を行っているが、その初日公演を観に行ったという林は、「大島さんは、すごい可愛らしいイメージがあったけど、キレキレのダンスをする姿はかっこいい」と感想を述べた。すると、ほかの出演者から「いいな~」と嫉妬の声があがり、山田も「行きたいけど、まだ仕事がある…」と残念がる様子もみられた。