タレントで俳優の大泉洋、渡部篤郎、女優の檀れいが17日、東京・新宿ピカデリーで、WOWOWドラマ『プラチナタウン』の完成披露試写会に出席した。

左から、渡部篤郎、大泉洋、檀れい 拡大画像を見る

『プラチナタウン』は、楡周平の同名小説(祥伝社刊)が原作の高齢化と負債に悩む町の復興をテーマにした社会派ドラマ。エリート商社マンの山崎鉄郎(大泉)は、自分の故郷・緑原町が財政危機に陥っていると知り、仕事を辞めて町長に就任する。鉄郎は町を救うべく、緑原町に老人のためのテーマパークを建設することを提案するが――というストーリーで、大泉、檀、渡部、平山浩行、谷村美月、板尾創路、柄本明らが出演している。ドラマは、WOWOWプライムで、19日(毎週日曜 22:00~ 全5話)より放送スタート。

主演の大泉は「鉄郎がどう戦って、町を復興させるのか。社会派ドラマだけど、エンタテインメント性もあるドラマです」とPR。「今まで無かった役柄。私のエリート商社マンが格好良くて……」と自画自賛するも、「英語をベラベラしゃべるシーンがあったのに無くなっててびっくり。僕の出来る男っぷりがカットされてました」と不満げに明かして笑わせた。鉄郎の恋人・仲里恵里香を演じた檀は「大泉さんはこんな調子ですけど、台詞に疑問があると監督と話し合ったり、すごく真面目な人。議会答弁の場面も格好良いです」と大泉を称賛すると、ライバル会社の商社マン・児島由紀夫を演じた渡部も「本当に格好良かった」と同調し、大泉は照れ笑いを浮かべた。

また、同作のテーマである高齢化社会にちなみ、老後について聞かれた渡部は「生まれ変わっても、同じ人生を歩みたい。悲しいこともプラスになってるし、衰えも楽しんでます。ずっとお芝居はしていたいですね」と答えると、大泉は「ずっとお芝居をやっていたいですね」と渡部の真似をして笑いを誘いつつ、「おじいちゃんになっても全身タイツを履きたい。(大橋)巨泉さんみたいなセミリタイヤの生活に憧れます」と吐露。一方、"復興"したいことについて聞かれた檀は「宝塚にいた頃は細くてしなやかな筋肉がついていたので、昔の様な筋肉をつけたい」と明かすと、「ふーん、そうですかぁ」と大泉に至近距離で見つめられ、「あんまり見ないで下さい。やめて!」と大照れしていた。