公開中の映画『おおかみこどもの雨と雪』の観客動員数100万人を超えた大ヒット舞台あいさつが7日、東京・有楽町のTOHOシネマズ有楽座で行われ、宮崎あおい、大沢たかお、細田守監督が出席した。

映画『おおかみこどもの雨と雪』の大ヒット舞台あいさつを行った大沢たかお(左から)、宮崎あおい、細田守監督 拡大画像を見る

2006年公開の『時をかける少女』、2009年に公開された『サマーウォーズ』などで、国内はもちろん海外でも高い評価を受けているアニメーション映画監督、細田守の最新作。オオカミの末裔である彼(大沢たかお)と結婚した花(宮崎あおい)を主人公に、1人の女性が経験する恋愛、結婚、出産、子育てを通じて成長する花の13年間を描く。

公開初日からこの日までで観客動員数135万人、興行収入16.8億円を突破し、大ヒット御礼として宮崎あおい、大沢たかお、細田守監督が舞台あいさつに登壇。宮崎は「初日を迎えた後にたくさんの方に見ていただき、こうやって舞台あいさつに立てて幸せに思います」と感謝の言葉を述べ、大ヒットした理由については「普段メールをしない友だちから『細田監督の作品好き! あおいの声好き!』とメールがきました。今まで監督が作ってこられた作品があったから、この作品がこれだけたくさんの方に見ていただけているんだと実感しましたし、親子の普遍的なことを描いているからだと思います」と細田監督の功績を称えた。

前日はロンドン五輪のサッカー女子準決勝でフランスを破った"なでしこジャパン"の話題に振れ、細田監督が「サッカーのシーンはありませんが、昔NHKで『日本サッカーの50年』のナレーションを大沢さんがしていて、それを聞いて大沢さんにお願いしたんです」と明かすと、大沢は「サッカー繋がりは有難いですね」と細田監督に感謝するも「すみません……。昨日は卓球見てました」とサッカーにはあまり興味がない様子。宮崎も「私も卓球と柔道を見てました(笑)」とコメントし、会場を笑わせていた。