鳥羽水族館(三重県鳥羽市鳥羽3-3-6)で、 7月9日、トドに元気なオスの赤ちゃんが誕生した。同水族館では、今年に入り、フンボルトペンギン、ハイイロアザラシ、アメリカビーバー、ミナミアフリカオットセイ、カリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生とベビーラッシュが続くが、今回また新たな命が加わった。

母子ともによく鳴き合い、元気な様子の赤ちゃん

体長85cm、体重17.65kgの元気な赤ちゃんが誕生

出産の兆候がみられたのは9日のお昼頃。飼育場のプールから離れた陸場で休むなど、普段とは少し違う行動がみられたことから、担当者が交代で観察を続けていた。そして15時41分、無事に元気な赤ちゃんが誕生。誕生した赤ちゃんは体長85cm、体重17.65kgで、現在は「海獣の王国」ゾーンの裏の水槽で母親とともに過ごしている。

鳥羽水族館でトドの赤ちゃんが生まれるのは今回で3例目、一昨年に続いての嬉しい知らせとなった。18時頃には授乳も確認され、母親ともよく鳴き合い元気。なお、しばらくの間は健康状態を見極めるため、一般公開は今のところ未定とのこと。

担当者は「出産直後は少し弱々しく見えて心配しましたが、その後お乳を力強く吸う姿を見てほっとしました。父親のように大きく元気に育ってくれれば」と話している。