株式会社インテージは、「40~60代男性のスキンケア化粧品の購入実態と美容に関する意識」について調査を行った。調査の結果、40~60代男性の5割強が化粧品や美容に興味を持っていることがわかった。
調査は同社の全国個人消費者パネル調査「SCI-personal」の購買データ、および全国のSCI-personalモニター(40~69歳の男性)を対象にしたインターネットアンケート「アドオンリサーチ」の調査結果をもとに分析した。アンケートは5月11日から14日まで実施。まず、「自分の外見を整えること(スキンケア、ヘアケア、おしゃれ、身だしなみなど)に関心がありますか」と質問したところに、53.7%が「ある」と回答していることがわかった。40~60代男性の5割強が美容に関心をもっていることがうかがえる。
化粧品を購入する年代別分布図 |
また、年代別のスキンケア化粧品購入状況を確認すると、20代の購入率が最も高く、年代が上がるに従って低くなる傾向が見られる。購入者当たりの年間購入金額も20代が最も高いが、40代以上をみると年代が上がるにつれて高くなる傾向がある。購入カテゴリーをみてみると、スキンケア化粧品の年間購入金額が2000円未満と2,000円~5,000円未満の男性が最もよく購入しているのは洗顔料という結果が出た。一方、年間購入金額が5000円以上の男性は、洗顔料はもちろん、化粧水(21.0%)、美容液(15.0%)、栄養クリーム(9.6%)、乳液(8.0%)と女性顔負けのラインナップを購入していることが明らかとなった。
「顔のお手入れ時間」についての調査では、「5分以内」が86.7%、「15分以内」が11.9%だった。しかし、年間購入金額が5000円以上の男性では「5分以内」が76.3%と最も多いが、「15分以内」が20.3%、「30分以上」が3.4%おり、お顔のお手入れ時間が比較的長いようだ。こうしたスキンケアに期待する効果は、「清潔感を与える」(44.5%)が最も多い回答に。続いて「健康的にみえる」(32.3%)、「身だしなみが整う」(31.3%)、「若々しくみえる」(30.8%)という回答となった。年間購入金額が5000円以上の男性では、「老化を遅らせる」(32.7%)、「現状を維持できる」(28.6%)の割合が高く、スキンケアによるアンチエイジング効果を期待している様子がうかがえる。
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