アクション映画からの引退は否定しながらも、将来的にその日がくることは間違いないが、多くのファンが一作でも多くジャッキー・チェンのアクションを望んでいることも事実 (C)BANG Media International

先日カンヌ国際映画祭で、最新作『チャイニーズ・ゾディアック』が自身最後のアクション大作になるだろうと発言し、一時は引退説まで飛び交ったジャッキー・チェン。彼が、『ラッシュアワー』シリーズの4作目と『ベスト・キッド』続編に出演する意向を示している。

ジャッキーは、自身がもうそれほど若くはないことを理由に、あと何本の映画に出演できるかはわからないが、この2作には出演できることを明かしている。「自分の体にあとどれぐらいできるか聞いてみないとね。もう若くないからさ。でも将来的に『ラッシュアワー4』と『ベスト・キッド2』はやるつもりだよ」

しかしジャッキーは、映画界からしばらく距離を置き、5年か10年後に再度スクリーンでアクションを披露したいそうで、『ラッシュアワー』シリーズ第4作後はやはり完全に俳優業から引退したいと考えているようだ。「今その映画を作る気はないんだ。たぶんあと5年か10年後だろうね。それから『ラッシュアワー4』で、派手にクリス・タッカーとカムバックするよ! それが引き際だろうな。2人とも歳をとったから、もっとストーリー面が面白くなるかもね。でも現時点ではやりたいってわけではないけれどね」

また、ジャッキーは世界状況が暴力に満ち溢れていることから、今後はアクション映画の制作をやめようと決めたようで、アクションだけでなく演技もできる役者であることを見せたいという。カンヌ国際映画祭の『チャイニーズ・ゾディアック』の記者会見でジャッキーはこう語っている。

「世界は今、暴力に満ち溢れているよ。戦うことは好きだが、暴力は嫌いなんだ。観客には、僕がアクションだけでなく演技ができることも知って欲しいんだよ。だからここ数年、いつも僕は『よし、みんなに本当のジャッキー・チェンを見せるぞ』と言っているんだ。ただのアクション俳優じゃなくて、本当の演技者になりたいんだよ。だからここ10年間は『ベスト・キッド』で老けた役柄を演じたように他の映画でも演技の幅を広げているんだ」

(BANG Media International)

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