十和田観光電鉄は5月3~4日、大型連休に合わせ、旧七百駅にて最後の車両展示および車庫公開を実施する。同社の鉄道路線(十和田市~三沢間)は今年3月31日をもって営業運転を終了。旧七百駅への高圧電気の送電も間もなく停止される予定で、在籍車両が同社の路線を自走する姿を見られるのはこれが最後の機会となる見込みだ。

旧七百駅のイベントは5月3~4日開催。初日には在籍車両が走る姿も見られる(2011年7月撮影)

公開日時は5月3日11:00~17:00と、5月4日10:30~15:30。両日とも、営業運転を終了した時点で在籍していた各車両を展示するほか、七百車庫の公開および物品・飲食販売を行う。3日はこれらに加えて駅構内での車両入換えも実施する。なお、両日とも車両の体験乗車は行わない。

同社はイベント開催にあたり、「電車が動く最後の姿を沿線・地域の皆様をはじめ、十鉄電車をご愛顧頂いた多くの方々に広く見ていただきたい」と来場を呼びかけている。