メタリカのラーズ・ウルリッヒが、通算10枚目となるニュー・アルバムについての制作状況とそのリリース形態について言及している。
メタリカは2008年にリリースしたアルバム『デス・マグネティック』発売後に所属レーベルのワーナーと契約が切れており、現在は新作の販売戦略についてメンバー間で話し合いが行われているという。ドラムのラーズ・ウルリッヒは、「俺たちは今フリーで、レーベルとの契約が何もない状態なんだ。世界は俺たちの思いのままさ。つまりやりたいことは何でもできるってわけだな。だからどうするかを話し合いを進めている」と語っている。
新作のリリース方式については、レーベルの枠から解放されたことにより様々なアイディアを模索しているようで「今は曲作りをしているところで、すぐにレコーディングにとりかかる予定なんだ。 新曲を聴きたがっている世界中のファンたちと早くシェアしたいと思っているよ。だからまずリリース方法を決めなければいけない。シリアルの箱の中にプレゼントとして入れちまうとか、みんなを逆立ちさせるようなことをね。何かいかれたアイディアがでてくるかもしれないな」とラーズは話しており、新作のアプローチが既存の枠にとらわないことを示唆している。
しかしラーズは、そのリリースモデルに頭を悩ませるようなところにバンドをおきたくはないと考えているようだ。彼は「最良のリリース方式が6時間の間に12ものブログに書かれるかもしれない。それはそれでクールなことだろう」と前置きした上で、「でも同時に、俺たちには世界中にファンがいるってことを忘れちゃいけない。インドやアラブ、ロシアにも俺たちのファンはいるんだ。こういった場所の人々に音楽を届けるためには、従来のやり方がまだ根強く残っているんだ」と、あくまで世界中のファンに届けることが前提であり、その適切なバランスを模索しているようだ。
(BANG Media International)
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