フォード・ジャパン・リミテッドは26日、都内で新型「フォード・エクスプローラー XLT EcoBoost(エコブースト)」発表会を行った。同モデルは2月25日発売。全国統一展示会も予定している。

「フォード・エクスプローラー XLT EcoBoost(エコブースト)」と森田俊生氏のフォトセッション

優れた低燃費性と高い動力性能が両立した「フォード・エクスプローラー XLT EcoBoost(エコブースト)」

フォードの基幹車種である「エクスプローラー」に、グリーン・エンジン「2.0L EcoBoost」を搭載した同モデル。「2.0L EcoBoost」はフォードが長年培ってきたディーゼル・エンジンの技術を活用したもので、直噴(高圧燃料噴射)、Ti-VCT(吸排気独立可変バルブタイミング機構)に先進のターボ・テクノロジーを組み合わせ、それらを最適に制御するコントロールモジュールにより、優れた燃費性能と動力性能の両立を実現している。

これにより、旧エクスプローラーの4.0V6エンジン搭載モデルと比べて、燃費性能が25%改善され、30馬力アップの243psを発揮するという。

一方、インテリアには本革シートを採用し、運転席と助手席にシート・ヒーターやパワーシートを装備するなど、機能性と快適性の向上にも努めている。ボディカラーはホワイトプラチナムのほか、タキシードブラック、インゴットシルバー、キャンディレッドIIも。左ハンドルで、乗車定員は7名。駆動方式はFWD、ミッションは6速ATを採用している。

都内で行われた同モデルの発表会には、昨年10月にフォード・ジャパン代表取締役社長兼CEOに就任した森田俊生氏も出席。「日本におけるビジネスの核となる新型エクスプローラーに、フォードのグリーン・エンジンの中核『2.0L EcoBoost』を搭載したモデルが加わりました」と森田氏は紹介し、「このモデルの導入により、エクスプローラーのラインナップをさらに強化し、フォード・ジャパン全体の販売を底上げしていきたい」と期待を寄せた。

森田氏は今年の展開にも言及。「エクスプローラーの販売を伸ばし、年間販売台数を前年比10~20%確実に増加させたい。エクスプローラーに続く新型車の導入にも尽力します。2012年から飛躍を遂げるために、しっかりと今年の事業目標を達成すべく全力で取り組みたい」と述べた。

ホワイトプラチナムの車体には「2.0L EcoBoost」エンジンのマークも。シート素材には本革を採用

「フォード・エクスプローラー XLT EcoBoost」の価格は440万円。なお、同モデルも含め、「フォード・エクスプローラー」全機種がエコカー補助金(環境対応車普及促進対策費)制度の対象となっており、「2011年度第4次補正予算案が国会で可決・成立された場合、新車で新型エクスプローラーを購入すると、購入者は10万円の補助を受けることが可能」(フォード・ジャパン)とのこと。