フォード・ジャパン・リミテッドは、新しい「リンカーン MKX(Lincoln MKX)」を4月2日より発売する。価格は630万円。

フォード リンカーン MKX

リンカーン MKXはリンカーンブランドのCUV(クロスオーバー ユーティリティ ビークル)。今回の変更では、エクステリアやインテリアのデザイン変更、パワートレインの改良を行なった。

エクステリアでは、リンカーンのアイデンティティを象徴するフロントマスクを採用。アンダーグリルとフォグランプにはクロームアクセントを採用した。インテリアには、ブラックのレザーや各部にウォールナット・ウッドパネルを採用。また、車内の装備や情報を一元化し、直感的なタッチパネルで空調やオーディオ関連が操作できるようにした。Bluetoothオーディオやハンズフリー携帯電話にも対応している。オーディオにはTHX社による14スピーカーのサウンドシステムを装備している。

パワートレインでは、Ti-VCT(吸排気独立可変バルブタイミング機構)を採用したV型6気筒3.7L(リッター)エンジンを新たに搭載。従来モデルより40psアップの309ps(227kW)を発揮する。また、減速時燃料遮断機構も搭載した。トランスミッションは電子制御式6速ATだが、マニュアルモードでの運転も可能。ハンドル位置は左のみ。

駆動方式はインテリジェントAWD。通常は前輪駆動だが、状況に応じて最適なトルクをリアアクスルに配分。各操作による車両の動きを監視し、車両の安定性を確保するロールスタビリティコントロール付きアドバンストトラックも搭載する。そのほか、後退時に後方視界をモニターで表示するリアビューカメラ、エアバッグやシートベルトプリテンショナー、ロードリミッターなどを統合制御するシステムなどを搭載する。

快適性の面では、ワンタッチオープンが可能なパノラミックルーフ、左右独立温度調整機能付きオートエアコン、シートヒーター、クーラー(前席)、10wayパワーシート(前席)、ドライバーメモリー機能、スイッチ操作で開閉するパワーリフトゲート、60:40分割ワンタッチ可倒式リアシート、リモートエンジンスタートやドアロック&アンロックが可能なワイヤレスキーなどを採用した。

トップビュー

サイドビュー

リアビュー

インストルメンタルパネル

インテリア

電動パノラミックビスタルーフ

センタースクリーン

パワートレイン

V型6気筒 Ti-VCT エンジン