オホーツク海の流氷や知床半島、川湯温泉、摩周湖、屈斜路湖、釧路湿原など多くの観光地を有する釧網本線。冬の臨時列車「流氷ノロッコ号」「SL冬の湿原号」の運転が21日より始まる。

流氷をバックに釧網本線を走る「流氷ノロッコ号」

「流氷ノロッコ号」は510系客車5両編成をディーゼル機関車DE10が牽引し、釧網本線の知床斜里~網走間で運転。のんびりとした速度で走行し、大きな窓からオホーツク海の流氷をゆっくり眺められる列車として人気を集めている。今年は1月21日~3月11日の期間で毎日運転され、釧網本線80周年を記念したヘッドマークが装着される。1日2往復で、今年から止別(やむべつ)駅にも全列車が停車。運転初日の21日には、知床斜里駅で出発式も実施されるという。

雪景色の中を走る「SL冬の湿原号」

「SL冬の湿原号」では、蒸気機関車C11が5両編成の客車を牽引。1月21~22日と3月19~20日は釧路~川湯温泉間の運転、1月23日~3月11日と、3月17~18日は釧路~標茶間の運転となる。同列車にも釧網本線80周年記念ヘッドマークが掲出される。

また、昨年に続き特殊編成での運転も実施。1月30~31日はC11が逆向きに牽引されて釧路駅を出発するほか、2月1日には逆向きの重連運転、2月27日には重連運転も行われるとのこと。

「流氷ノロッコ号」「SL冬の湿原号」とも釧網本線80周年記念ヘッドマークで運転