ネット配信の第2弾となる「今の若手はウラでこんな事やってます ネットだからバラしていいよね30連発」は12月27日の『ロンドンハーツ 4時間40分スペシャル』放送終了後に配信がスタートする。対応メディアはPC、スマートフォン

――そのほかに制作の過程で何か感じたことはありますか。

加地「入口は違いましたけど、作っていく中で『テレビがつまらない』と言ってネットやケータイ動画を楽しんでいる方たちに対し、偉そうかもしれませんが『いやいやいや、地上波の面白さを見せましょう』という気持ちがだんだん自分の中に湧き上がってきました。ネットがつまらないと言っているのではもちろんなく、向こうの土俵でガチンコで戦いたい、いろいろな規制や戦いの中で地上波のバラエティー番組を作っている人たちがネットで番組を作ったらどうなるのか、"底力"的なものを見せたかったです」

――加えて11月には韓国での配信も開始されましたが、こちらはいかがですか?

加地「韓国では前々から『ロンドンハーツ』が人気だと聞いてましたし、ロンブーの知名度、番組自体の分かりやすさもあって、話はスムーズに進みました。まだまだ手探りではありますが、いろいろやっていきたいとは思っています」

――こういった展開が出来るのも、『ロンドンハーツ』というコンテンツが他のバラエティーと比べてネットとの親和性が高かったということでしょうか。

加地「かもしれないですね。例えば『テレビは見ない』という人が『ロンハー』だけは見てるとかいう話はよく聞きます。視聴スタイルには大まかに"積極視聴"と"ながら視聴"に分けられますが、『ロンハー』の場合、一生懸命見ないと面白くないというか、見るなら腰を据えて見ないといけない番組にしようと、昔から意識して作っています」

――いずれにせよ、ネットは興味深く面白い場所であることには違いないですか。

加地「そうですね。若手の発掘にはすごくなりましたし、再生回数が1,500万回を突破ということで、深夜で放送するのと同じくらい人数的には集められたと思います。テレビの場合、仮に視聴率が3%としても、そのうちの何%がフルで番組を視聴しているのかというと分かりませんが、ネットで見るということは少なくとも"ながら視聴"ではないですよね。一字一句見逃さない、聞き逃さないで見るでしょうから、その意味でもこちらが伝えたい企画の意図や演者の面白さは100%見てもらえていると思うので、かなり効果はあると思っています。来年以降も定期的にやっていきたいですね」……続きを読む