三井住友海上火災保険は14日、全保険商品を対象に、タブレット端末を活用したパンフレットのペーパーレス化を12月中旬より開始すると発表した。代理店の社員がタブレット端末を携帯することで、場所や時間を選ばずに顧客への商品説明や提案を行うことができるという。

今回導入が決まったタブレット端末は、約300種類(1.5kg相当)の商品パンフレットとチラシ、動画による説明ツールを取り込んだ専用アプリ「モバイルパンフ」を搭載。パンフレットの文字の大きさを自由に調整することが可能なほか、アプリ上で保険種目をタッチすると、該当するパンフレットのイメージ一覧を瞬時に表示することができる。

「モバイルパンフ」の画面イメージ(出典:三井住友海上火災保険Webサイト)

導入の効果としては、タブレット端末の起動の速さによるスピーディーな商品・サービスの説明や提案、視覚的な分かりやすさの向上、代理店の多様なプレゼンテーションのサポートなどが見込まれるとしている。

今後は、一部の代理店でのテスト使用を経て、全国の代理店へと順次導入を拡大する予定。また、同アプリの顧客向け展開についても検討していくとのこと。