京浜急行電鉄は8日、大みそかから元日にかけての終夜運転など、年末年始のダイヤについて発表した。来年1月2~3日の「第88回東京箱根間往復大学駅伝競争」への対応も発表している。

京急電鉄は大みそかから元日にかけて、本線と大師線で終夜運転を行う

大みそかから元日にかけて終夜運転を行うのは、本線の泉岳寺~横浜間と、大師線京急川崎~小島新田間。本線は約20分間隔、大師線は6~10分間隔で普通列車を運転する。

本線の横浜~浦賀間では、終電の繰下げと始発電車の繰上げを実施。空港線の京急蒲田~穴守稲荷間、逗子線の金沢八景~新逗子間、久里浜線の堀ノ内~京急久里浜間も、終電の時刻を繰り下げて運行する。

また、元日早朝には、三浦海岸や城ヶ島で初日の出を見る人に向けて、臨時の特急「初日号」を運転する。品川駅を早朝5時に発車し、三崎口駅には6時15分に到着する。

箱根駅伝への対応としては、1月2日の往路に関して基本的にダイヤの変更は行わないものの、「京急蒲田駅付近の踏切で選手に協力いたします」(京急電鉄)とのこと。3日の復路では、ランナーの通過が予想される12時35分頃から13時10分頃にかけてダイヤの一部変更を実施。高架化が完成した空港線の上り線を使用し、空港線内で折返し運転を行う。

なお、京急蒲田駅付近は2012年度中の全線高架化に向けて工事が進捗している。高架化が完成すれば、箱根駅伝の"名所"のひとつとなっていた国道15号線の踏切も廃止される予定だ。