京都市内に路線を持つ鉄道事業者7社、バス事業者8社と京都市はこのほど、「電車・バスでまわる『歩くまち・京都』京都フリーパス」(1日フリー版、2日フリー版)を発表した。今年度から1日フリー版でもJR西日本の路線が利用可能となった。

今年度から「電車・バスでまわる『歩くまち・京都』京都フリーパス」の1日フリー版でもJRが利用可能に(写真左からJR京都駅、二条駅、宇治駅)

京都市は2010年、「歩くまち・京都」総合交通戦略を策定。車重視から歩くことを中心とした"まちと暮らし"への転換をめざし、「公共交通ネットワークの構築」を推進している。この一環として同フリーパスが昨年度から販売されており、今年度も1日フリー版と2日フリー版の2種類を用意した。

1日フリー版では、「京都フリーパス」に「JRフリー乗車券」も付き、東海道本線(JR京都線、琵琶湖線)の桂川~山科間、山陰本線(嵯峨野線)の京都~亀岡間、奈良線の京都~宇治間も利用可能に。その他、京都市営地下鉄全線、叡山電車全線、嵐電全線、近鉄京都線の京都~向島間、京阪線出町柳~中書島間、阪急京都本線河原町~洛西口間、阪急嵐山線に乗り降り自由となる。

1日フリー版の価格は2,000円で、発売期間は12月9日より2012年3月22日まで。京都市交通案内所やJR京都駅のみどりの窓口などで販売される。

2日フリー版の利用範囲は1日フリー版とほぼ同じだが、こちらはJR西日本の企画乗車券「京都観光フリーきっぷ」または「のぞみ&京都観光フリーきっぷ」として発売されるため、出発地により価格は異なる。「京都観光フリーきっぷ」「のぞみ&京都観光フリーきっぷ」とも11月25日より販売を開始し、有効期間は12月9日より2012年3月22日まで。京阪神、滋賀、奈良エリアを除くJR西日本の駅と、JR四国の主要駅、JR九州の一部の駅のみどりの窓口で発売される。