全日本空輸(ANA)はこのほど、同社が世界で初めて受領するボーイング787がワシントン州エバレットにあるボーイングのペイント・ハンガー(塗装用格納庫)での塗装作業を完了したと発表した。

ボーイング787初号機の塗装が完了した

客席も初公開

ボーイング787の初号機と二号機には「787」の文字を大きくあしらった特別塗装になるという。同社が9月に受領する初号機は、「短距離国際線」仕様の機体となり、導入当初は効率的な乗員養成のため、暫定的に国内線へ投入。座席仕様は264席(プレミアムクラス12席、一般席252席)で就航する。なお、「長距離国際線」は座席数158席(ビジネスクラス46席、エコノミークラス112席)、「短距離国際線」は222席(ビジネスクラス42席、エコノミークラス180席)の仕様となる。

同社はは9月に787を受領後、世界初の商業フライトとして成田 - 香港記念チャーター、その後遊覧飛行を実施したのち、定期便として羽田 - 岡山、羽田 - 広島線を就航させる予定。