全日本空輸(ANA)は今秋、最新鋭中型旅客機ボーイング787「ドリームライナー」の導入を記念して、チャーター便と遊覧フライトを運航する。

最新鋭中型旅客機ボーイング787

チャーター便は成田空港 - 香港間を運航し、こちらはボーイング787による世界初の営業飛行となる。ツアー形式での販売を予定しており、運航日や申し込み方法などの詳細は決まり次第発表される。

遊覧フライトも成田空港発着の運航予定。同社は、「より多くの人に787によるフライトを楽しんでいただくため、成田発着の遊覧フライトを企画した」としている。こちらも日程や料金などの詳細は後日発表するとのことだ。

787は、高性能エンジンの採用と機体の軽量化などにより、従来の同型旅客機と比較して燃費効率が約20%向上した最新鋭中型旅客機。二酸化炭素の排出量を約20%削減、窒素酸化物や煙、炭化水素などの排出量を削減したとともに、騒音も軽減したという。また、機体の全部品の35%、および主翼や接合部などの重要部品に日本製の部品が使用されているのも特徴だ。

なお、ボーイング787の1号機の受領は9月をめどにボーイング側と最終調整が行われているとのこと。