江ノ島電鉄は9月上旬まで、側面窓にリンテックのガラス用高透明断熱フィルム「ヒートカットWH03」を貼った特別車両「涼しさ体感号」を運行している。

江ノ島電鉄で運行中の「涼しさ体感号」

鎌倉~藤沢間を結ぶ江ノ電は、沿線に江ノ島や鎌倉の大仏、長谷寺など多くの観光地があり、また由比ヶ浜や東浜などの海水浴場もあることから、夏場は多くの観光客や海水浴客でにぎわう。

粘着素材・接着素材の総合メーカーであるリンテックとのタイアップで登場した「涼しさ体感号」では、江ノ電20形など計2編成の側面窓に「ヒートカットWH03」を施工した。このフィルムを貼ることで、目に見えない近赤外線域を反射・吸収。ガラスの高い透明性と採光性を保ちつつ、熱エネルギーを大幅にカット(日射透過率52%)するという。

江ノ電20形を使用した「涼しさ体感号」では、車体側面に浴衣を着たペンギンが

車両の前面には、リンテックの大判デジタルプリント用粘着シートを使ったヘッドマークが掲げられた。車体側面や車内にもシートが貼られ、リンテックの広告キャラクターであるペンギンやシロクマがデザインされている。

窓に貼った断熱シートにより、車内で涼しく過ごせて今夏の節電対策にも寄与しそうな「涼しさ体感号」。大人から子供まで親しめる車両として運行中だ。