毎日コミュニケーションズはマイコミ新書『位置情報ビジネス ～「位置ゲー」が火をつけた新しいマーケット～』(佐野正弘 著)を発売した。価格は872円。
近年、携帯電話やスマートフォンなどの"モバイル"機器と、それに搭載されたGPS機能などによって取得できる"位置情報"、そして"インターネット"の3つが結び付くことで、地図情報やナビゲーションなどのツールとは異なる、新たなネットサービスが続々と誕生している。
「位置ゲー」「ジオメディア」「チェックインサービス」など呼ばれるこれらのサービスは、端末のGPS機能で取得した位置情報を利用し、訪れた場所や移動した距離に応じてゲームを進めたり、現在地の情報をウェブ上のコミュニケーションに結び付けたりすることができる。
従来は自宅にいながらにして受けられる点が魅力だったインターネットサービスだが、その意味合いはモバイルと位置情報が加わることによって大きく変化しつつある。全国を巡って位置情報を登録するスタンプラリーイベントでは100人以上もの利用者がこれをクリアしたという。つまり、ユーザーは今、「移動したい」のだ。
本書では、位置ゲーの黎明期から発展の過程、現在の状況などを詳しく解説。また、実在の店舗や企業と位置ゲーが結びつくことでリアルマネーを生み、さらには集客、地域活性にまで寄与した「コロニーな生活☆PLUS」などの具体的なサービスを例に取り、位置ゲーがもたらす新しいマーケットを多角的に分析している。
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