節約アドバイザーとして活躍中の和田由貴氏

東日本大震災で高まる節電意識。キャリア・マムが今年4月に行った「主婦たちの『節電』意識調査」によると、節電をしている主婦の割合は、「前からしている」(72.0%)と「最近するようになった」(26.1%)を合わせて実に98%。「照明をこまめに消す」(97.0%)、「コンセントを抜いている」(71.1%)、「主電源を切る」(64.1%)、「エアコンの設定温度を調整する」(60.1%)など 身近なところで節電を心がけている主婦が多いことが窺える。

節約アドバイザーとして活躍中の和田由貴氏が、節電のコツについてアドバイスしているので紹介しよう。

和田由貴氏に聞く節電のコツは「無理なく、賢い節電」

節電を継続するポイントについて、和田氏は「どうすれば効率の良い節電ができるのかを知ること」を挙げた。電力使用量の割合が多い家電(エアコン、冷蔵庫、照明器具、テレビなど)と消費電力の高い家電(炊飯器、電気ポット、電子レンジなど)の使い方に特に気をつけることで「効果の薄い節電を頑張ったり、あらゆる家電を使うのを我慢したりというようなストイックな節電をせず、快適な生活と両立できる節電方法を見つけると良いと思います」というように、節電対策にもメリハリをつけることが大事と指摘する。

逆に、失敗しがちな節電対策はあるのだろうか。和田氏は使わない電化製品のプラグをこまめに抜くこと、エアコンを使わずに我慢すること――を挙げた。「プラグをこまめに抜くというような、非常に手間がかかるけれども大した節電効果がないことを頑張るのはあまり望ましくありません。無理して面倒な節電をすることで疲弊したり、もしくは大して効果がないにもかかわらず、自分は十分な節電をしているのだと勘違いしたりしがちになるからです。エアコンを使わずに我慢するというような節電も、精神的にも、身体的にも負担が大きいのでおすすめできません」とのこと。無理をするとストレスがかかり、長続きしない。和田氏は「節電は継続が重要です」と強調する。

家庭の中で、賢く節電するポイントについては、省エネ家電への買い替えを勧めた。「日常のこまめな節電も必要ですが、省エネ家電へ買いかえるというような見直しも重要です。使用する製品をかえることで、通常では実現できなかったような大きな節電効果が得られます。ソフト面とハード面の両方から節電を考えることが賢い節電になります」。

東電供給地域の全世帯が「すすぎ1回」にすると……42万kWhの節電効果が!

アタックNeo

前述したキャリア・マムの調査によると、「節電対策、停電対策のために、最近変化した生活習慣」として、「洗濯回数を減らす、洗剤を替える」、「なるべく車を使わない」がトップに並んだ。節電対策として「洗濯」の重要性を意識する主婦も多い中、花王は和田氏協力の下、すすぎ1回による節電の効果を検証している。

今回の検証では、「節水」「節電」「時短」を提唱する「アタックNeo」を使用。同商品で、すすぎの回数を1回に減らすことで、全自動縦型洗たく機の場合で9~20kWh、ドラム式洗たく機の場合で15~30kWh(洗たく1回当たり、同社液体洗剤比)の節電効果があると試算。仮に、東京電力の電力供給地域内の全世帯でこの「すすぎ1回」節電をおこなうと、実に42万kWhの節電効果(ドラム式洗たく機、洗たく物量4kg、1日1.5回洗濯の場合)があるという。

同商品による節電効果について、和田氏は「洗たく機を使用する際の節電効果だけではなく、水も送水や下水処理などに大きな電力を必要としていますので、節水をすることは間接的にも節電につながっています。節水効果が大きいことは節電への大きな貢献です」と話した。