東京証券取引所は24日、ステート・ストリート・バンク・アンド・トラスト・カンパニーが設定する『SPDR S&P500 ETF』(証券コード : 1557)が同取引所に上場したと発表した。同ETFは、「SPDR(スパイダー)」ブランドの中心商品として知られており、純資産総額で世界最大のETFとなっている。

「SPDR S&P500 ETF」は、1993年に米国で初めて設定されたETFで、現在はNYSEアーカ取引所及びシンガポール取引所に上場しており、東京証券取引所へは重複上場となる。

同ETFが連動を目指す「S&P 500指数」は、米国のニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な500銘柄から構成されており、米国株式市場時価総額の約3分の2を占める。また、米国商務省の景気先行指数の一構成要素としても用いられている。

東京証券取引所の斉藤惇代表取締役社長は、「東証ETF市場の活性化に取り組んでいるなか、ETFの先駆であるSPDR S&P500 ETFの東証上場は、一層マーケットを盛り上げるものと大いに期待している」と語っているという。