小学館発行の「Sho-comi」にて連載中の人気少女漫画『今日、恋をはじめます』。そのアニメDVDが2011年2月25日に小学館より発売される。本作には、昨年6月発売のコミック9巻および、昨年10月発売のコミック10巻それぞれの特装版に同梱された2つのエピソードを1つにまとめて収録されているほか、新作オープニングアニメーションを収録した「完全版」としてリリースされる。

『今日、恋をはじめます』がアニメDVDとなって登場

■ストーリー概要

■アニメ本編 [episode-1]
最低なヤツと思っていた京汰に、しだいに心惹かれていくつばき。しかし、つばきの告白を境に二人に距離が出来てしまい、ふられたと思うつばきだったが、最後のチャンスにかけて教室での手作りプラネタリウムに京汰を誘い出す。しかし、京汰の過去に触れてしまい逆に怒らせてしまう結果に。別れを覚悟するつばきだったが、一途で真剣な姿に心を動かされた京汰は「人生初のマジ告白」をつばきにする。

■アニメ本編 [episode-2]
彼と過ごす初めてのクリスマスを夢見るつばきだったが、厳しい母親にデートのことを言い出せず家でひとりケーキを食べながら、つばきは勉強という寂しい夜を過ごすはめに。しょんぼりしている所に京汰から誘いのメールが届き、いてもたってもいられなくなり母親に嘘をついて家をとび出す。寒い夜に公園でじっとつばきを待つ京汰は、最高のクリスマスプレゼントを用意して待っていた。

■デジタルコミック
京汰と念願の両想いになったつばき。カップルとなって初めてのデートは、京汰の提案により遊園地に決定! 計画もばっちり練って準備も整えたのだが、京汰にもらったヒールを履いて精一杯おしゃれしたつばきに襲いかかる予想外の足の痛み。それでも頑張ってデートを成功させようとするつばきだが、思いもかけない事を言ってデートを台無しにしてしまい……!?

また、本作はスタンダード・エディションとプレミアムエディションの2ラインナップとなるが、プレミアム・エディションには、ヒロインの「つばき」と相手役の「椿」が初めて遊園地デートをする、原作でも人気のエピソード (第17話~第19話)がデジタルコミックとして新規収録される。そこで今回は、デジタルコミックのアフレコ現場にて日比野つばき役の伊藤かな恵と椿京汰役の浪川大輔が語ったメッセージを紹介しよう。

■アニメ『今日、恋をはじめます』おもなスタッフ
原作 / 水波風南◆監督・絵コンテ・演出 / 山内重保◆キャラクターデザイン・作画監督 / 羽山淳一◆美術監督 / 竹田悠介◆色彩設計 / 辻田邦夫◆撮影監督 / 沖田純美◆編集 / 西山茂◆音楽 / 杉本優◆アニメーション制作 / J.C.STAFF◆主題歌 / フレンチ・キス「If」

■アニメ『今日、恋をはじめます』おもなキャスト
日比野つばき / 伊藤かな恵◆椿 京汰 / 浪川大輔◆日比野さくら / 矢作紗友里◆ユキ先輩 / 柚木涼香◆市倉深歩 / 伊瀬茉莉也

伊藤かな恵と浪川大輔が語る『今日、恋をはじめます』

■伊藤かな恵
――演じている「日比野つばき」について
すごいまじめで頑固なところがあって、とても前向きな女の子です。相手の言動によって感情の移り変わりが速いけど、私も学生の頃はこうだったのかなって思います(笑)。わたしも頑固で融通が利かないところがあるので、そこは似てるかも知れませんね。好きな人のためにどんどん変わっていくところや、デートの計画表は作るところとかはすごいなと思いました。見習いたいけど、できないかな(笑)。

――役作りで苦労した点
高校生のお話ですが、気持ちの部分がリアルに描かれていているので、かわいい感じではなく、自然にリアルな気持ちで表現するのが少し苦労しました。モノローグも多いので、あまり作りこまずに自然に出てくる感じでやりました。

――気に入ってるセリフ (デジコミ部分で)
感情的になりやすい椿ちゃんはすごい謝るんですよ。自分で反省ばかりするんですけど、そのシーンがとても印象的でした。

――デジコミの見どころ
今回の方がコミカルなシーンが多いんです。おもしろいところに注目してい貰いたいです。

――もしも椿京汰が身近にいたら……
ちょっと怖いかもしれないですね。ワイルドすぎて(笑)。(作品と同じ設定のように)名前が一緒とか……。近くにいるだけじゃ、恋は始まらないかもしれませんね(笑)。ちょっと怖い部分もあるけど、意外と素直なところは魅力的です。

――椿京汰役を演じた浪川大輔さんについて
現場でお会いしたことはありましたが相手役は初めてでした。いいお兄さんで、とても素敵な方でした。

――作品を通しての感想
少女マンガの作品も、恋愛メインの作品も初めてだったので台本を読んだときにすごくどきどきしました。また続いていけたら良いなって思います。

――「今日恋」のファンに向けてメッセージ
今回映像になって、音楽も入ってみなさんにより伝わるものが増えたんではないかなと思います。みなさんにもこういう恋がいいなって思ってもらえたら嬉しいです。


■浪川大輔
――演じている「椿京汰」について
なんといっても顔がいいです(笑)。あと、女性を引っ張ってくような、昔ながらの感じ。そして最後は(つばきを)見捨てないところ。単なるイヤなやつじゃないところが魅力的かな。あと、ちょっとHなところ(笑)。"なんでも言うこときいてくれるなら俺にキスしろっ"って言ったり。そんなこと言われたらどきどきしちゃうよね。

――役作りで苦労した点
京汰がトラウマを抱えていたり、影があったりする部分。心に閉じている部分をどれくらい出せるのか。普段は気にしてないと思うけど、それを自然に、微妙に会話の中で感情を出すのは難しかったですね。

――気に入ってるセリフ (デジコミ部分で)
ほらっ。(「お前からキスしろ」のくだりで目を開けてキスを待ち構えるシーン) 今日、恋のイメージにぴったりの俺様的なセリフ。ほらっ…… (早くしろよ)と読めますよね。こういう俺様的なセリフが多いけど、監督からは自然な感じで (キメキメな感じでは言わないで)と言われて、そこは難しかったですね。

――デジコミの見どころ
いままでの(演じた)部分では二人が出かけるシーンはなかったので、そういう意味ではリアルな感じのシーンが多くなっています。照れくさくて威張ってみたり。ただ、京汰は本当に押し引きがうまくて、すごいうまいこというんですよ。ちょっと冷たく言っている感じですけど、実は相手のことを想って話していたり。女心がわかっているのかいないのか、そんな発言をする、京汰のズバリ心に入ってくるようなセリフもポイント。ちなみに自分もどちらかというと京汰のようなタイプです(笑)。あんまりうまく気持ちを伝えられなかったり。なので、京汰の気持ちは共感できますね。

――もしも椿ちゃんが身近にいたら……
まっすぐすぎて心配になる。ちゃんとおうちに帰れるかなって(笑)。でも、初めて会った人の髪を切ったりするところとか、勇気があるよね。素直なところとか顔とかもかわいい(笑)。あと、普通だったらキツイ言葉に聞こえるセリフも嫌味が感じられない、きつく聞こえないし、イラっとしない。そこは重要ですよね(笑)。

――日比野つばき役を演じた伊藤さんについて
まっすぐな子でかわいらしくて、キャラクターとリンクしている感じでした。小柄だけどパワフルで、素直で一生懸命なところに好感を持てました。

――「今日恋」ファンに向けてのメッセージ
原作の力もありますけど、声が入ると心の陳情な部分がよりみなさんに伝われば良いなと思います。続きも見てみたいし、まだまだ彼を演じていきたいので、皆さんでこの作品を応援していただいて、色んなエピソードもまた、お届けできればいいなと思っています。みんなの力でぜひテレビアニメ化したいですね(笑)。そして劇場版までいけたらなと。それくらいすごく良い作品なのでみなさんにも楽しんで観ていただけたら嬉しいです。

商品名 「今日、恋をはじめます」プレミアム・エディション
発売予定日 2011年2月25日
価格 5,040円
仕様 DVD2枚組+封入特典
本編約50分+特典映像/特典ディスク約20分
特典 映像特典 (設定資料ギャラリー/ 2ndエンディング)
特典ディスク (デジタルコミック/ キャストインタビュー/ ノンテロップOP)
封入特典 (特製オリジナルストラップ)
スリーブケース付・デジパック仕様
商品名 「今日、恋をはじめます」スタンダード・エディション
発売予定日 2011年2月25日
価格 2,940円
仕様 DVD1枚組 / 本編約50分+特典映像
特典 映像特典 (設定資料ギャラリー/2ndエンディング)
(C)水波風南/小学館