【FXテクニカル】ドル円

上昇基調のトレンドチャンネルを維持していることから、ドルの底堅いトレンドに変化は見られない。ただ、84.40-50のゾーンでの上値の重さにも変化は見られず、本日も84.00を目先のレジスタンスに上値を意識した展開が継続する可能性が高い。

一方で下値も底堅い展開が続いており、本日は目先21日移動平均線(83.76)での攻防に注目したい。12月15日以降この移動平均線がサポートラインとして意識されており、本日も下支えされる状況が続くようなら、83円後半―84円前半での狭いレンジでのボックス相場となる可能性も出てこよう。

この移動平均線を下抜けるようだと1時間足ベースでのサポートラインブレイクが次の焦点となりそうだ。現状83円ミドルレベルのすぐ下まで上昇しつつあり、83.50と共にドルを下支えする可能性は十分考えられる。フィボナッチ23.60%戻しが83.50、日足の一目均衡表/基準線が83.42に位置している点にも注目したい。仮にこのサポートラインが意識されての反転となれば、83.50-84.50の1円レンジを年内の中心レンジとして市場コンセンサスが固められる可能性が出てくる。逆に破られるようだと、83.00もしくは82円台のサポートポイント(82.84、82.34)を窺う展開となってもおかしくない状況が生まれよう。

その意味でも、21日移動平均線同様にこのレベル(83円ミドル)での攻防は、ドル円の短期トレンドを見極める上で重要なポイントとなりそうだ。

ドル円 日足

ドル円 1時間足