――さて、5月にメジャーデビューしてから約半年ですが、2010年はどうでしたか?

小倉「実は去年、『メジャーデビューをする』という目標を立てていたんですよ。まさかそれが叶うとは夢にも思っていなかったので、すごくうれしいですし、これからはもっともっと頑張らなきゃって思っています」

石原「2人でCDデビューすることを目標にずっと頑張ってきたので、本当にその先はアバウトだったんですよ。なので、まさか3枚目が出るなんてことはまったく想像していなかったので、本当にいいのかなって思っちゃいますね。想像以上のことになってしまったので、一日一日があまりにも早くて(笑)。この半年間は、本当にあっと言う間に過ぎてしまった感じです」

――本当にこの半年間はいろいろな出来事がありましたが、それらを踏まえつつ、2011年の目標はどんな感じになりますか?

小倉「来年は、大きな会場で、ゆいかおりの単独コンサートをやってみたいです。あとは、ランキングで上位に入りたいですね」

石原「10位以内とかに入ってみたいですね。そうして、テレビのランキング番組などで自分たちの映像が流れるといいなって思います。あと、私たちはファンの皆さんと触れ合うのが一番好きなので、お泊り企画みたいなイベントもやってみたいです」

小倉「『ゆいかおり合宿』みたいなことをやりたいです(笑)」

石原「それで皆さんともっと親睦を深めて、夜は一緒にキャンプファイヤーをやったり、カレーを作ったりしたいです。私、キャンプファイヤーというものをしたことがないんですよ」

小倉「絶対にそれよりも肝試しのほうが楽しいよ」

――キャンプファイヤーはテンションが上がりますよ

小倉「そうなんですか? じゃあ、それもやりたいです。キャンプファイヤーをやってからの肝試しで(笑)」

石原「私、肝試しもやったことがないんですよ。ああ、いいですね。何かすごく楽しみになっちゃいました」

小倉「全然決まってないですけどね(笑)」

石原「考えるだけで幸せになっちゃいます(笑)」

――声優の仕事のほうはいかがですか?

石原「声優の仕事ももちろん頑張っていきたいです。主人公級のヒロインになって、アニメの主題歌を歌って、さらにラジオもやって……たくさんのイベントがある作品のヒロインをやってみたいです」

小倉「唯も声優としては、ヒロインの役をやってみたいですし、まだキャラクターソングというものを歌ったことがないので、キャラソンも歌ってみたいです。あとは、声優雑誌の表紙とかもやってみたいですね」

――それはすべて来年の目標といった感じですか?

小倉「来年というわけではなく、高校を卒業するまでにはやってみたいです」

石原「それだとけっこう間が……3年もあるよ?」

小倉「3年あればなんとか実現できるかもしれないって思うんですよ」

――3年計画ですね

石原「3年経つと……私もう二十歳だよ!」

小倉「え、うそ?」

石原「もうちょっと前にしようよ。お願い、10代のうちにやりたい(笑)」

小倉「じゃあ、高2までだ。え、夏織ちゃん、3年で二十歳?」

石原「そうだよ」

小倉「もう成人だね」

石原「大人になりたくないよ~」

――大人になりたくないですか?

石原「大人になると甘えられないじゃないですか。大人になったら親孝行しないといけないので、母親にもこれまでのようには甘えられないと思うんですよ。なので、甘えられる期間をもっと大事にして、一日一日もっと体感していきたいので、あまり早く大人になりたいとは思わないですね」

小倉「唯は早く大人になりたいです」

――大人になってやってみたいことってありますか?

小倉「唯は心理カウンセラーにもなりたいんですよ」

――心理カウンセラー?

小倉「歌や声優の仕事はもちろんこれからも頑張っていきたいんですけど、30代ぐらいになって、ある程度自立したら、そちらの方向にも行ってみたいです」

――歌って踊れる心理カウンセラー?

小倉「それです。とにかく、自立がしたいんですよ。一人暮らしもしてみたいし、いろいろな体験をしてみたい。なので、早く大人になりたいです」

――小倉さんが心理カウンセラーなら石原さんは何になりましょう?

石原「なんでしょうね~。たとえば大学へ行くにしても、あまりにも自分のやりたいこととかけ離れたことをすると嫌になると思うんですよ。なんでこんなことを選んじゃったんだろうって。なので、後になっても役に立つこと、たとえば料理や裁縫など、家政系のことをやるのもいいなって思っています。そうしたら、今のお仕事ともマッチングして、料理番組などにも出られるかもしれないですし(笑)。そうやって私の中の幅を広げていきたいと思っています」

(次ページへ続く)