ドラム缶がテーブルです

長さ1mの衝撃ホルモンに、重量0.4kgの巨大カルビ。肉好きならテンション上がりまくりの焼肉店がある。「ドラム缶焼肉 カルビ道場」(経営: ファーストリング)だ。東京の銀座赤坂の2店舗展開とまだ店舗数は少ないが、インパクト大な商品ラインナップで早くも話題になっている。

「ドラム缶焼肉 カルビ道場」。写真は赤坂店

メニューの紹介をする前に、屋号にもある「ドラム缶焼肉」の説明をしておこう。ドラム缶焼肉とは、ドラム缶をテーブル代わりにした焼肉店のことで、ドラム缶の上でBBQさながらの雰囲気で豪快に焼肉が楽しめる。韓国ではよく見かけるが、日本ではコリアンタウン以外ではなかなか見かけないのではないだろうか。個性の強いメニューだけではなく、そんな珍しいスタイルも合って同店は注目を集めているのだ。

ドラム缶がテーブル代わりになっている。でもこの通りピカピカなのでご安心を

長さ1mのホルモンに山盛もやし

今回は赤坂店を訪問。黄色の提灯にいくつものドラム缶が並べられた大衆的な雰囲気の店内だ。まず気になる全長1mのホルモン「絶腸ホルモン」(1人前1,980円・数量限定)だろう。噂通り、ビヨヨヨヨーーーーーーーンとものすごく長い牛ホルモンが登場。こんなに長いホルモン、見たことない!! 「当店では脂が均等にのっていて、きれいなピンク色のホルモンだけを厳選して使っています。長さは約1m、重さにして約400gのホルモンを1本丸ごと焼きます」。余分な脂が流れ落ち、みるみるうちにホルモンは小さく縮んでいく。

壷の中からビヨヨヨヨーーーーーーーンとどこまでも伸びる「絶腸ホルモン」。ついつい見上げてしまいます

超ロングホルモン、うず巻きVer.

「絶腸ホルモン」完成! あっさり味のタレでいくらでも食べられる

マッコリも約10種類と充実

スタッフがホルモンをハサミで切り分けてくれるが、これで終わりではない。さらにもやしがのせられる。しかも山盛り。もやしの上でホルモンがジュージューと蒸し焼きにされる。そしてモヤシのかさが1/3程度になった頃、特製ポン酢でいただく。さっぱりポン酢なので、脂ののったホルモンもどんどん食べられる。そしてお酒も進む! ちなみに同店では、マッコリだけで約10種(500~800円)を揃えている。ドラム缶焼肉にマッコリ。もう気分は韓国だ。聞けば客単価は3,000円程度。焼肉食べてお酒も飲んでこの価格なら結構お値打ちだ。

重量400gのカルビにガブリ

次は「メガカルビ」(1,980円)。このカルビ、前述の通り重量は骨付きで約400g。スタッフが豪快に焼き、ハサミで切り分けてくれる。肉と一緒に網の上で熱せられるニンニクダレ。ニンニクの香りが漂い出し、もう待ちきれません! 焼いたカルビにニンニクダレをつけてガブリ。もう止まりません!! 欲望の赴くままに肉に食らい付いていると、体中から元気がみなぎってくる。もうすぐ夏も終わってしまうけれど、この猛暑の疲れをホルモンとカルビで吹き飛ばさなきゃ。

「メガカルビ」もこの通り超ロング

ニンニクダレでどうぞ!

「最強TKG」(380円)

黒毛和牛メニューでは、きめ細かなサシの入った「極上みすじ」(1人前1,480円)や「道場カルビ」(580円)などがスタンバイ。色んな和牛肉をちょっとずつ味わいたいなら、「和牛3種盛り合わせ」(1,680円)がオススメ。店長の落合将司さんは、「高級焼肉店と同じ品質の肉をリーズナブルに提供しているのが当店の魅力の1つです」と自信をのぞかせる。

そして最後は「最強TKG」(380円)でしめよう。メガトン級焼肉と自家製の食べるラー油がかけられた卵かけごはんでパワー充填完了! 残暑も元気に乗り切ろう!!