和歌山県はこのほど、紀南地方の空の玄関口である南紀白浜空港(和歌山・白浜町)の愛称として、「南紀白浜パンダ空港」を検討していると発表した。

南紀白浜空港外観

現在、白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」では、国内最多となる6頭のパンダが暮らしており、これは中国を除いて世界一の大家族となるという。和歌山県は、集客力の高いパンダを空港名に採用することで、同空港のイメージアップや観光客の増加を図る考え。同県港湾空港振興課は今回の発表について、「地元から空港の愛称にパンダを取り入れてはどうかとの声もあり、それも踏まえて空港の愛称としてパンダ空港を提案した」と話している。

今後は、8月上旬に開催予定の「南紀白浜空港利用促進実行委員会」(県や地元市町村、観光協会などで構成)に愛称と活用方法などを提案し、同会での検討を踏まえて結論を出すとしている。