吉本興業が主催するお笑いフェス「LIVE STAND 2010」(17日~19日開催)にて17日、真のハンサム芸人を決定するイベント「男前VSブサイク頂上決定戦~真のハンサムはどっちだ!?」が行われ、「よしもとブサイク芸人」でNo.1に輝いた家城啓之(カリカ)や、「男前芸人」No.1の藤原一裕(ライセンス)らが登場。さらに、イケメンに変身した家城の衝撃画像も公開された。

ブサイク芸人No.1の家城啓之(カリカ)と男前芸人No.1の藤原一裕(ライセンス)

同イベントは、家城率いるブサイク芸人軍団が、藤原や井上貴史(ライセンス)、村上純(しずる)といった男前芸人たちにハンサム勝負を挑むというもの。藤原ら男前芸人はアイドルばりの黄色い声援を浴び、一方、ブサイク芸人たちは、爆笑と悲鳴に包まれて登場。家城は「LIVE STANDに集まる客はブスばかりだ! あんたたちが投票したせいで、街を歩いてたらブサイクだブサイクだ言われるんですよ! 」と怒り(?)をあらわにし、「絶対(男前芸人を)やっつけてやりますよ! 」と男前芸人たちに宣戦布告してみせた。

目隠しをした状態でポーズを決め、同じポーズをとった人数の多さをチームで競う「ハンサムポージング」、お題にあわせてあいうえお作文を行う「ハンサムあいうえお」、恋愛に関するシチュエーションをハンサムに演じる「ハンサムシチュエーション」の3本勝負で勝敗を決する同イベント。「ハンサムポージング」ではブサイク芸人、「ハンサムあいうえお」では男前芸人に軍配が上がり、最終勝負の「ハンサムシチュエーション」では、各チームのNo.1である家城と藤原の直接対決が繰り広げられた。テーマは「待ち合わせに遅刻して申し訳なさそうにしている彼女にかける、ハンサムな言葉」。藤原は、「時間に遅れる奴は嫌いや! 」と怒った後で「怪我がなくて良かった」と優しい言葉をかけ、その男前ぶりに会場は大歓声。対し、家城は彼女の頭に齧りつくという奇行に走り、「食べて一つに……」と会場ドン引きの一言。しかし、MCの陣内智則の「この妖怪! 」という絶妙なツッコミに、家城も妖怪じみたシュールな言動で返し、会場は大爆笑となった。

藤原と家城の「ハンサムシチュエーション」対決。ハンサムさを見せつけた藤原だったが、最後に「パンツ見せて」と台無しな一言。なお、彼女役はこの日アシスタントを務めた、SFアニメ「エヴァンゲリオン」のキャラクター・アスカの物真似でお馴染の稲垣早希

また、同イベントでは、画像レタッチソフト「Adobe Photoshop」を使った作品作りの楽しさを伝えるオンラインマガジン『DEKIMAGA』と月刊誌『マンスリーよしもとPLUS』のコラボ企画として「日本一のブサイク芸人を超イケメンにする方法」を実施。家城のグラビア写真をフォトショップで修正して韓流スター風に変身させた画像が公開され、あまりの変身ぶりに観客たちは驚愕し、盛大な拍手が巻き起こった。

ハンサム変身前(左)と、変身後(右)。藤原は、「(家城が)こうなったら負ける」とハンサム家城を認めつつ、もしも同画像の影響で次回の男前ランキングで家城に負けたら「Ustreamで配信しながら1本1本歯を抜いていきます」と宣言し、家城は「僕がイケメンになるって、そんな人を傷つけてしまうことでしたか……」とガックリ

変身後の画像を見て、「僕も本当はアイドルみたいに生まれたかった! 」と泣き出す家城に、藤原が「見た目なんて心を入れておくだけの入れモンや! お前はハートがハンサムやないか!」と友情を見せ、勝敗決することなく新喜劇風の大団円で幕