SBIホールディングスは29日、米国の大手証券会社でグローバルに投資銀行業務などを手掛けるJefferies Group Inc.(ジェフリーズ)との間で、米国とアジアの有望企業を投資対象とする、2本の新たな投資ファンドを共同設立することで基本合意したと発表した。

今回共同で設立するファンドは、米国企業向けファンドとアジア企業向けファンドの2本。米国企業向けファンドであるJefferies-SBI USA Fundは、米国の有望な未上場企業を投資対象とした、両社グループが50%ずつを出資し出資約束金額1億5,000万米ドル規模のファンド。「ジェフリーズのグループ会社で、米国のミッドキャップ投資に定評のあるJefferies Capital Partnersのパイプラインを生かしたプライベート・エクイティ投資を行っていく」(SBIホールディングス)。

一方、アジア企業向けファンドであるSBI-Jefferies Asia Fundは、SBIホールディングスグループ80%、Jefferies Capital Partners20%出資の出資約束金額5,000万米ドルのファンド。SBIホールディングスグループがアジア地域で培ってきたアセット・マネジメント事業のノウハウを生かし、中国、インドを中心とした南アジア、及び東南アジアなどのアジア地域の有望な未上場・上場企業を対象に、投資活動を行っていく。

また、SBIホールディングスグループとジェフリーズグループは、双方出資により、合弁でそれぞれファンドマネジメント会社を設立する予定となっている。