『イヴの時間 劇場版』は3月6日より公開

2月19日、「ネクスト・リアル1『イヴの時間~上映&トーク~』」がニッポン放送のイマジンスタジオにて開催。それと同時期にGyaO!でのオンライン試写会にあわせ、視聴者がTwitter上でつぶやきあう『イヴの時間なう』も開催された。

「ネクスト・リアル1『イヴの時間~上映&トーク~」』会場では、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが司会となりイベントを進行。まずは吉田アナが登場し、イベントの主旨を説明した。今回は一般の方が上映施設のある形で初めて作品を観ていただける機会であること、また吉田アナ自身が『イヴの時間』が好きすぎて、ニッポン放送に所属するアナウンサーにもかかわらず企画書を書き、協力者を募り、この企画を会社に通したことが打ち明けられた。そして、ここ数年の中で最大の衝撃が『イヴの時間』で、普段から面白いものを探していくことがテーマである"アナウンサー"の吉田アナが、いま面白いと思ったのが『イヴの時間』であり、これが見終わった後に世界の見え方が変わるような作品であるとも語った。

会場は上映中のマナーとして携帯電話の使用が禁止されたが、トーク中はTwitter上へのつぶやきが認められているため、携帯の使用はOK。Twitter上ではイベントや作品の感想、上映後に登壇する吉浦康裕監督への質問が募集された。会場へ来ることができなかった人たち向けにはUSTREAM(ユーストリーム)を使った動画共有サービスも行われ、「Yahoo! 映像トピックス」のトップページからもそのページへ飛ぶことができ、リアルタイムで会場のトークを楽しむことができた。

イベント全般は上映会

イベント後半はTwitterが大活躍

ところが、上映中にアクシデントが発生! 中盤を過ぎた辺りで映像が止まり、吉田アナの機転により場つなぎのトークが行われるものの、再開出来ずに10分程度休憩に。そのときのTwitter上には「止まった」といった上映中断のことや、吉田アナのフォローに対するつぶやきがあるなど、イベントならではの一幕もあった。

上映終了後、吉浦監督が登場し、吉田アナとのトークがスタート。主題歌をもらった後にEDクレジットの絵が追加されたエピソードや、なぜ吉浦監督がロボットの話を書こうと思ったのかといった質問、さらにはファンからはTwitter上に「続編はあるのでしょうか?」といった質問が次々と投げかけられた。

吉浦監督と吉田アナによってトークが繰り広げられた

途中、主題歌「I have a dream」を歌うKalafinaや『イヴの時間』のファン代表としてAR三兄弟の長男が登場。Kalafinaからは主題歌の誕生秘話や映画を観た感想などが、AR三兄弟の長男はAR(拡張現実)を使ったニューアイテムの発表が行われた。AR三兄弟によるニューアイテムはTシャツやカードを使い疑似アンドロイドになれるもので、壇上でどんなことが行われるのか事前に知らされていなかった吉浦監督が驚きのあまり声を上げるほどの出来だった。

『イヴの時間 劇場版』の主題歌を歌うKalafinaの3人が登場

上映中のアクシデントがあったこともあるが、吉田アナからの要望もあり、イベントは終演予定時間を大幅に超える。それでも物足りなりファンからは、再びこのようなイベントを望むような声がイベント終了後のTwitter上で見受けられた。なお、2月28日(日)まで続けられているGyaO! オンライン試写も大盛況で、抽選にあたらない悲鳴がTwitter上を賑わせている。

AR三兄弟の長男・川田十夢氏が登場し、ARを使ったさまざまなアイテムを紹介

『イヴの時間 劇場版』は2010年3月6日(土)より、池袋テアトルダイヤほかにて公開開始。

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