現在放送中の昼の連続ドラマ『Xmasの奇蹟』(東海テレビ・フジテレビ系)の楽譜発売(12月25日発売)を記念し、クリスマスイブの24日、東京・ヤマハ銀座店で作曲者・コーニッシュによるインストアライブが開催。ゲストに同ドラマに出演する高橋かおりと窪田正孝が駆けつけ、600名以上の応募者の中から抽選で招待された80名の昼ドラファンの前で生演奏ライブとトークを繰り広げた。

左から、窪田正孝、高橋かおり、コーニッシュ

クリスマスの日、ヒロイン・直(高橋)の亡くなった恋人の魂が青年・健(窪田)の体に宿るという奇蹟を軸に、生死を隔てた決して結ばれることのない切ない愛を描く本作。タイトルにちなんでクリスマスに発売されることになった楽譜には、劇中演奏されるピアノ曲「青の月」「黄の月」「赤の月」が収載されている。

作曲を担当したコーニッシュは、「はじめ楽譜を出す気はなかったんですが、視聴者の皆さんから『楽譜が欲しい』という熱い声をいただいて、僕自身すごく心を打たれて気持ちに応えようと思いました」と発売を決めた胸の内を語り、「『青の月』は1~2日で作りました。想像して曲を作るのが大好きなので、旅先の浜辺の月や電車の車窓からの月を見てメロディーを膨らませました」と制作秘話を披露。また、ピアノの経験がないという窪田は、「手の吹き替えの方と後ろ姿が似ているので、ドラマを観てくれた友達から『ピアノ弾けるの?』って言われて、『(弾いているのは)オレだよ』って(笑)。でも、実は僕じゃないです(笑)」と、ドラマで見せる大人の顔とは違う無邪気な笑顔で裏話も。

「青の月」、「黄の月」、「赤の月」のほか、ドラマの挿入曲「風に吹かれて」などを演奏したコーニッシュ。高橋は傍で譜面めくりに挑戦!

高橋のピアノ演奏に触発された窪田は、負けじと「猫踏んじゃった」を披露した

ドラマは29日(火)まで残るところ3回で最終回を迎えるが、高橋は「登場人物全員の"切なさ"がぎっしり詰まっています。こんな奇蹟があったら切ないけど素敵だよねって、見終わった後になんとも言えないジーンとした気持ちが残るんじゃないかな」と見どころをアピール。窪田も「歯ぎしりしたくなるぐらい歯がゆくて、ハラハラドキドキがラスト3話に詰まっています。最後は、皆さんも僕自身もみんながハッピーになれるような作品になっていると思います」と語った。

亡くなった恋人と出会うきっかけとなった楽曲「青の月」を、デモCDで初めて聞いたとき、号泣したという高橋。「この曲の虜になって、今も毎日聴き続けています」

ドラマでは見せることのない21歳らしい素の表情をのぞかせた窪田は、トークで終始笑いをとり、会場を明るく盛り上げた

楽譜のピアノミニアルバム『Xmasの奇蹟~青の月~』は、12月25日発売(販売元:ヤマハミュージックメディア)。「青の月」「黄の月」「赤の月」のほか、ボーナス・スコアとして「最愛のひと」「青の月」(やさしめバージョン)を収載。