読売テレビの深夜の人気番組『にけつッ!!』のテーマソング「フルスロットル☆ブギ」(10月14日発売、販売元:よしもとアール・アンド・シー)の発売記念会見が5日、東京・渋谷のよしもと∞ホールで行われ、出演者でテーマ曲を歌う千原ジュニア、ケンドーコバヤシと、フィーチャリングのET-KINGが出席した。

会見に出席した千原ジュニア、ケンドーコバヤシ、ET-KING

千原とケンコバの2人が、打ち合わせも台本もないままトークが展開されるバラエティー番組『にけつッ!!』。昨今、番組発の音楽ユニットがオリコンを賑わせているが、今回も番組発のテーマ曲が発売されることになり、作曲を担当したET-KINGのリーダー・イトキンは「番組のDVDを見せていただいた後に、テーマ曲を作れへんかって話があって、『これはチャンスやな!』と思った。デモテープを渡したら、番組にも呼んでいただいて…」と明かすと、ケンコバが「そんな強行突破やったんや」とびっくり。イトキンも「半無理やりですね!」とはにかんでいた。

歌詞は番組中のセリフから使ったと制作秘話を明かし、楽曲はロックンロール調に。“音痴”と名高い千原は、レコーディングの際に「音程に苦労しました」とがっくり。ケンコバから「OKテイクは、ジュニアさんにとって、20年に一度のOKが出たなって感じです。もうないでしょ!」と突っ込まれ、会場の笑いを誘った。さらに、そんな千原に追い討ちをかけるように、イトキンも「周りから、ジュニアさんはほんますごいでって聞かされてたけど、一発目を録り終わったときに、自分の考える"すごい"の範囲を飛び超えてしまって、リアルに言葉を失ってしまった」と暴露。八方ふさがりの千原だったが、リズム感を褒められるとやっと笑顔を取り戻した。しかし、一度は終わったかにみえた千原の音痴話はさらに続き、ライブ出演について記者から質問されると、千原は「それは歌うってことですか? じゃあないです!」と自虐的に一蹴。ケンコバも「これ以上、うちのジュニアに恥かかさんとって」と、千原のガードに回っていた。

「録り終わったときに、お会いしてから初めて笑顔になって、めっちゃ緊張したんやなと思った」と明かされ、照れる千原

ケンコバからは「僕は、ジュニアさんは自分で自分のことを知ってはるから、当然、この話はぽしゃると思ってたのに、OKと言われて驚愕した」と裏話も

目標の売り上げは10万枚、多くて30万枚という謙虚なケンコバだが、もし第2弾を制作することになったらという質問には「そうなったら、僕らはのこのこ出て行くと思います。そんな美味しい汁吸えるんなら吸いに行きます!」と、もはや目的は音楽以外のところに。すると、千原も「第1弾が売れたってことは潤ったってこと。それなら……」とケンコバと顔を見合わせ、「歌うね!」と二人で意気投合していた。

『にけつッ!!』は、読売テレビにて毎週水曜日24:29-24:59に放送のほか、系列局でも放送中。