インテリジェンスは20日、同社が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」において実施したビジネスパーソンの貯蓄実態調査の結果を発表した。それによると、貯蓄額は20代後半から増加し、30代では約3割が400万円以上の貯蓄を持っていることがわかった。

同調査は、関東・関西・東海地域の22~39歳のビジネスパーソン1,218人を対象に行われたもの。年代別の貯蓄額では、20代前半では「50万円未満」(45.2%)と「50~100万円未満」(17.7%)合計で100万円未満が6割を越えているのに対し、20代後半では約4割。30代に入ると「500~1,000万円未満」「1,000万円以上」が大幅に増加している。

年代別貯蓄額割合

職業別に見ると、500万円以上貯蓄している人が多いのは「IT系エンジニア」で26.5%、次いで「モノづくり系エンジニア」23.6%。比較的少ないのは「販売/サービス系」(11.5%)や「営業系」(12.8%)となった。同社調べによる職種別平均年収では、IT系エンジニアが約482万円、営業系は約479万円となっており、年収の差が貯蓄額と比例しているとも言い切れないこようだ。同社では「しっかり貯めるエンジニア」と「ちゃっかり使う営業職」という職種ごとの性格が伺えるのではないかと分析している。

職種別貯蓄額割合