航空関係を専門とする英国の調査会社・Skytrax社はこのほどが国際空港のランキング調査「2009ワールド・エアポート・アワード」を発表された。同調査は、2008年8月から2009年5月にかけて190以上の空港を対象に、乗客約864万人が各空港における設備やサービスに対する満足度を評価。その集計結果をもとに、空港世界一が選出された。

その結果、2009年の1位に選出されたのは、仁川国際空港(韓国)。国内線への乗り継ぎのしやすさ、セキュリティプロセス、清潔さなどの項目で高評価を獲得し、前年3位からトップに躍進した。

以下、前年トップ2の香港国際空港、チャンギ国際空港(シンガポール)はそれぞれ2位、3位にワンランクダウン。4位にチューリッヒ国際空港(スイス/前年8位)、5位にミュンヘン国際空港(ドイツ/同5位)が入った。

一方、日本国内からは6位に関西国際空港(前年6位)、9位に中部国際空港(同12位)がランクイン。関西は洗面所の清潔さ部門で世界1位、中部はセキュリティプロセス部門で仁川、香港に次ぐ3位に入った。成田国際空港は、残念ながらトップ10入りも各部門のトップ3にも入らない結果となった。

その他、免税店部門でドバイ(アラブ首長国連邦)、手荷物デリバリー部門でヘルシンキ(フィンランド)がそれぞれ1位に立った。

WORLD'S TOP 10 AIRPORTS

順位 空港名 前年度ランク
1 仁川国際空港(韓国) 3
2 香港国際空港(香港) 1
3 チャンギ国際空港(シンガポール) 2
4 チューリッヒ国際空港(スイス) 8
5 ミュンヘン国際空港(ドイツ) 5
6 関西国際空港(日本) 6
7 クアラルンプール国際空港(マレーシア) 4
8 スキポール空港(オランダ) 11
9 中部国際空港(日本) 12
10 オークランド国際空港(ニュージーランド) 20