日本航空(以下JAL)は5月31日より、国際線の機内にて新たなアレルギー対応食の提供を開始する。

今回新たに導入されるアレルギー対応食は、アレルギー食品の開発を30年近く手がける辻安全食品とのタイアップによるもの。対象は9カ月以上の乳幼児から大人までとなり、厚生労働省が表示を義務化している原材料「7品目アレルゲン」を使用しないメニューと、表示を推奨している原材料「25品目アレルゲン(義務化の7品目を含む)」を使用しないメニューによる2種類のアレルギー対応食が用意される。

25品目アレルギー対応メニューの提供スタイル一例

提供されるメニューに関して、サラダ以外のものは、辻安全食品のアレルギー専用キッチンで調理されるとしている。またメインディッシュは、機内食として特別に開発したJALオリジナルメニューとのこと。

提供対象クラスは、国際線ファーストクラス、エグゼクティブクラス、エコノミークラスで、エグゼクティブクラスとエコノミークラスは共通メニューとなる。ファーストクラスでも原則は同様の内容だが、問い合わせによりさらにきめ細かな対応も行っていきたいとしている。

アレルギー対応食の予約受付開始は5月27日。利用を希望する場合は、出発の96時間前までに日本航空国際線予約窓口へ電話で申し込みをする必要がある。なお、旅行会社にて予約したフライトにおいても同窓口への直接の申し込みが必要となる。