ギネス世界記録更新は札幌ドーム――。高血圧啓発キャンペーンの一環として、札幌ドーム、千葉マリンスタジアム、福岡Yahoo! JAPANドームの3球場にて血圧測定イベントが実施され、札幌ドームが、昨年千葉マリンスタジアムが樹立したギネス世界記録を更新した。なお、2位は千葉マリンスタジアム(6,308名)でこちらも昨年の記録を更新したが、札幌ドームの記録には及ばなかった。3位は福岡Yahoo! JAPANドーム(4,850名)だった。

千葉マリンスタジアムにて行われたスペシャルイベントにて。右から宮川花子さん、ボビー・バレンタイン監督、宮川大助さん

同イベントは、高血圧啓発キャンペーン「ウデをまくろう、ニッポン! あなたも塩分をとりすぎています。~ちょっとでも高い血圧は、医師に相談しましょう~」の一環として、日本高血圧週間(5月9日~17日)にあわせて行われた。1カ所で24時間以内にどれだけ多くの人が血圧測定するかを競うもので、2007年、千葉マリンスタジアムで行われたのが始まり。当時は2,019名が参加し、ギネス世界記録を樹立した。その後、フィリピンの団体が2,302名で記録を更新するも昨年、同スタジアムにて4,981名が測定し、見事ギネス奪還に成功した。今年は、パシフィック野球連盟(パ・リーグ)の全試合が行われる3球場で同時に測定が行われ、どの球場がギネスを更新するのかが注目されていた

千葉マリンスタジアムの場内外にて血圧測定が行われた

一昨年脳出血で倒れた際の後遺症が現在も残る宮川大助さんが始球式に登場

ボビー・バレンタイン監督

渡辺俊介投手

清水直行投手

同日、千葉マリンスタジアムでは、漫才師の宮川大助さんと妻・花子さんが、減塩クイズに挑戦。井上記念病院の田村由美子先生による説明の下、塩分の高い食べ物などについて学んだ。続いて、ボビー・バレンタイン監督、渡辺俊介投手、清水直行投手が登壇し、駆けつけたファンの前で血圧を実際に測定。バレンタイン監督は「健康であることの大切さを伝え、またファンのことを想っていることを認識してももらいたいと思って始まったイベント」とした上で「千葉ロッテマリーンズが今年もギネス世界記録を達成する手助けをしてほしい」とファンに呼びかけた。バレンタイン監督の血圧は、154 / 87と若干高めで、今日の試合に勝てば、血圧も下がると臨んだ試合だったが、2-6で楽天に負けを喫した。来年は、ギネスも勝利も勝ち取ってくれるか!?