ドゥカティジャパンは、カウルを持たないスポーツバイク「ストリートファイター(STREETFIGHTER)」を発売する。「S」タイプが6月下旬より先行して発売され、価格は245万円、スタンダードタイプは時期未定だが、1ヶ月遅れ程度で導入される模様。価格は189万円。

ドゥカティ ストリートファイター

ストリートファイターは2008年11月に開催されたミラノショーでお披露目され、同ショーにて"最も美しいバイク"にも選ばれた。

ドゥカティ得意の鋼管トレリスフレームに1098系の水冷L型2気筒エンジンを搭載。1,099ccから最高出力114kw(155HP)/9,500rpm、最大トルク115Nm(11.7kgm)/9,500rpmを発揮する(いずれもイタリア仕様。日本仕様は未定)。乾燥重量は169kg(スタンダード)、167kg(S)に抑えている。

キャスターは「1098」「1198」などの24.5°から25.6°へ寝かされ、フロントの接地感を向上。ホイールベースは45mm長くなったが、そのうち35mmはスイングアームの延長によるという。ハンドル位置も高められたが、フラットなものとし、マシンのコントロール性を向上させた。サスペンションはスタンダードモデルがショーワ製、Sがオーリンズ製。ホイールはスタンダードがアルミ10本スポークなのに対し、Sではより軽量なマルケジーニ製Y字5本スポークのアルミ鍛造タイプとなる。

そのほか、主な仕様は以下のとおり。全長2,120mm、全高1,114mm、ホイールベース1,475mm、シート高840mm、水冷・4ストローク 4バルブ L型2気筒エンジン、1,099cm3(ボアφ104×ストローク64.7mm)6速MT、タンク容量16.5L、タイヤ:前120/70ZR17 後190/55ZR17、ユーロ3対応。

サイドビュー。右に2本並ぶマフラーが特長

イメージカット。ライダーはMotoGPにドゥカティから参戦しているGuareschi