えっ? 「テニスの王子様」って、もう連載終了から一年近く経つの!?

……と、わざとらしく驚いてみましたが、でも本当にそんなに経った感じがしないんですよね。

4月からはジャンプSQ.(集英社刊)で新シリーズ「新テニスの王子様」の連載がスタートするし、アニメやミュージカルはまだまだ盛り上がってるし、むしろテニプリってこれからが本番では? ……と思うほど。

そんな中、僕が今一番アツいと思っているのが、「ミュージカル『テニスの王子様』The Treasure Match 四天宝寺 feat. 氷帝」

今テニミュがアツい!

全国大会編もいよいよ終盤へ突入し、大阪の強豪校である四天宝寺を対戦相手に迎えて、青学(せいがく)の新たな戦いが幕を開けます。

その模様を取材してきましたので、なるべくネタバレはせず、新キャラを中心にレポートしていきたいと思います。

ファンも納得のキャスティング!

やっぱりファンとしてまず最初に気になるのはキャスティング。

お気に入りのキャラは誰が演じているのか……原作とイメージがまったく違ってたらどうしよう……。 僕も自分の目で見るまではそんな心配を抱いていました。

今回もリョーマはハマり役

特に今回が初登場となる四天宝寺チームは、師範をはじめとして金色小春や遠山金太郎など濃いキャラのオンパレードということもあり、「このアクの強さを本当に生身の人間で再現できるのか?」とまで疑っていたのですが、そこはさすがに長い歴史を持つテニミュ。どういうキャスティングをすればファンが喜ぶか、よくわかっています。

では個人的に注目しているキャストをご紹介していきましょう。

動きや話し方にかなり癖がある金太郎をどう演じるのか、キャストの演技力にも注目!

まずは遠山金太郎。原作ではリョーマのライバルとして準主人公とも言えるポジションを担う重要キャラクター。
超人だらけの四天宝寺メンバーの中でも、"静岡から東京の会場まで走ってきた"という金太郎のエピソードはダントツのインパクトを誇っています。

今回のミュージカルでもやはり主役級の活躍を見せる金太郎。特に、ひったくり犯をテニスボールで狙撃するシーンは必見です。

ルックスはかなり原作を忠実に再現しており、喋り方も僕が想像していた金太郎にぴったりで、これはかなり好感触!

僕がテニプリで今一番好きなキャラ

続いて四天宝寺の部長、白石蔵ノ介。基本に忠実で派手さはないものの、その完璧なプレイスタイルから「聖書(バイブル)」の異名をとる実力者。
さらには美男子で性格も沈着冷静、暴れん坊な金太郎のお目付け役もこなすなど、部長としての統率力も一流。

でもまあそんなことより白石ファンが一番聞きたいのは、彼の口癖である「んんーっ絶頂(エクスタシー)!」ですよね!

ご安心ください。テニミュサイドはそのあたりのファン心理をよく理解しているようで、今回のミュージカルでも白石は嫌というほど「エクスタシー」を連発し、さらに持ち歌の中では「んっ……あっ……」といった具合に吐息を小刻みに入れて笑いをとってくる……いや失礼、セクシーボイスを披露してくるので、そのあたりにもぜひご注目ください。

次項、あの人のあの名台詞がさく裂! ――続きを読む