トップツアーはこのほど、2009年7月22日に発生する皆既日食を中国・上海で観測する「皆既日食観測ツアー」の事前登録の受付を開始した。料金を含むツアーの詳細は1月下旬に発表予定だが、同社Webサイトにて事前登録を行うと、優先的にツアー案内や現地の最新情報などがメールで配信されるというもの。事前登録は無料。

今回の皆既日食は、日本国内では奄美大島から屋久島の周辺、または中国・上海など、日本から近い地域で観測できるため、天文ファンのみならず広く一般からも注目されているという。同ツアーでは、観測場所に皆既日食を5分以上観測できるという上海郊外約60kmの沿岸部を選定。日本の各地から航空便が就航しているなど交通の便もよく、短時間のフライトで行くことができるため、日本のベストポジションに行くよりも手軽に行ける場所であるというのがその理由だ。また、7月下旬には梅雨も明けて安定した気候が期待されるとともに、大気汚染の影響も少ないとのこと。

ツアーには専門の解説員が同行し、日食についてのわかりやすい解説を聞くことができるほか、事前セミナーも企画中だという。また、日食前日の同時刻には会場下見ツアーが実施されるなど、長年にわたり日食ツアーを手掛けている同社ならではの内容になる予定。なお、同社広報によると、事前登録者数は順調に伸びており、現在の登録人数はすでに230名に達しているという。