東急ステーションリテールサービスは16日、東急電鉄の車両をデザインした貯金箱2種を発売した。それぞれ、主力通勤型電車「東横線5050系」と「田園都市線5000系」をモチーフとしている。コインを入れると車内放送など3種類の音が流れ、ライトが光るとのこと。両商品共に、500円硬貨を約40枚貯金できるという。

「東急線5050系・5000系電車型貯金箱」

東横線5050系は車体の帯がピンクで赤い箱入り。田園都市線5000系は車体の帯が緑で緑色の箱入り

赤いパッケージの「東横線5050系電車型」は、コインを入れると「踏切警報音」「警笛」「車内アナウンス(「次は渋谷、渋谷終点です」)」の音が出る。緑のパッケージの「田園都市線5000系電車型貯金箱」は、コインを入れると「ドア開閉音」「走行音」「車内アナウンス(「この電車は急行、中央林間行きです」)」の音が出る。どちらも、実際の走行音や運行する車両で使われている音声データなどを使用しているとのこと。

価格は各1,500円。各5,000個限定で、なくなり次第販売終了となる。販売場所は同社が展開する東急線駅売店「toks(トークス)」の87店舗、「LAWSON+toks(ローソンプラストークス)」の長津田店、大岡山店、中央林間店。加えて、東急田園都市線宮崎台駅近くの「電車とバスの博物館」でも販売されている。

東急5050系・5000系電車は、「人と環境に優しい車両」を設計コンセプトとして2002年5月に登場した。ホームと車両の出入り口の段差を縮小し、吊り手の一部と荷棚を低くするなどバリアフリー化を図った。また、窓に熱線吸収・紫外線カットガラスを採用して、冷房効率を改善するなど快適性と省エネルギーに配慮しているという。