チューブがタイヤの中に収まり、タイヤをリムにはめることができたら、空気を入れよう。そして、チューブ交換が確実に行えたかを最終チェック。慣れればここまで数分でできてしまうから、ぜひ自分でやって覚えよう。

タイヤのサイドに指定空気圧が書いてあるので、適正範囲で充填する

空気を入れたらホイールを回して、タイヤがまっすぐはまっているかチェック

タイヤのサイドには「ビード」または「ビードライン」と呼ばれるライン状の模様がある。タイヤによってラインの模様は全然異なるが、このタイヤはかなりわかりやすい例。リムとの境目にあるギザギザのようなものが、ビードだ。これがはっきり見えている(ビードが出る、という)ということは、タイヤがリムにしっかりはまっているということ

ところが同じタイヤの別の部分ではビードが見えない。ということは、全体としてはタイヤがきっちりはまっていないということだ。一度空気を抜いて、ビードが出ていないところのタイヤを、指をつかってリムとなじませて、もういちど空気を入れてみる

どうしてもビードが出ない場合、石鹸水を塗る、ビードワックスというもの塗るといった方法がある。写真は、石鹸水を塗っているところ。ただ、出先でそういった手段がとれるとも限らないので、そのときはあきらめてゆっくり目のスピードで岐路に付き、家に帰ってからしっかり作業し直すか、自転車屋さんに見てもらおう

最後にバルブのナットを締めて作業完了! ナットは軽く止まっている程度で構わない。バルブキャップも、あれば付けておこう

以上、駆け足でチューブ交換の手順を紹介した。画像と文章では伝わらないことも多いかと思うが、メンテナンスを解説した書籍も数多く出ているので、そういったものを参照しながらチャレンジしてみると良いだろう。

また「バイクプラス港北N.T」と姉妹店の「バイクプラス多摩センター」では、隔月のペースで今回紹介した「タイヤチューブ交換クリニック」を開催しているという。

ショップデータ

バイクプラス港北N.T.
住所 : 〒224-0003 神奈川県横浜市都筑区中川中央1-38-1
営業時間 : 11:00~20:00
定休日 : 毎週水曜日(水曜日が祝祭日の場合は翌平日)
url : http://bike-plus.com/

バイクプラス多摩センター
住所 : 〒206-0034 東京都多摩市鶴牧2-9-15
営業時間 : 11:00~20:00
定休日 : 毎週水曜日(水曜日が祝祭日の場合は翌平日)。
url : http://bike-plus.com/