名古屋鉄道(名鉄)は19日から、7000系パノラマカーの4両1編成を「白帯車」として復活させる。同系列が来年度中に引退するための記念企画のひとつ。同日以降は引退する日まで、従来の7000系の運用で使用されるとのこと。

現役当時の7000系白帯車

記念系統板

なお、19日は復活運転の初日であるため、臨時列車「白帯復活記念」号を運行する。同列車は記念系統板を掲出し、犬山線の中小田井駅から各務原線の三柿野駅まで走る。この列車に乗車するには、当日、中小田井駅で配布する整理券が必要となる。整理券は先着400名で、配布条件は当日有効な「まる乗り1DAYフリーきっぷ」(大人3,000円/子供1,500円)、または「名鉄電車2DAYフリーきっぷ」(大人3,800円/子供1,900円)を持っていることとなっている。なお、終着駅の三柿野駅1番ホームでは撮影会を開催する。

7000系「白帯車」は1982年に登場した車両。特急用車両を強調するために車体の窓下に白帯が配されていた。内装は、茶・橙のツートンカラーの座席モケットや一人用に区分された枕カバーを採用し、さらには通路をじゅうたん敷きにするなど、各種改装が施された。その後、1999年の新型車導入によって特急運用から外れ、2002年には最後の1編成の白帯が撤去されたとのこと。なお今回の復活運転は、当時も白帯車として活躍した7011編成を使用するという。