しなの鉄道は10月11日~13日と11月22日~24日、旧信越本線の開業120周年を記念した駅弁「松茸めしと信州の彩り」を発売する。製造は「峠の釜飯」で有名なおぎのや。販売場所は上田駅自由通路と軽井沢駅コンコースおよびホーム特設売り場。

おぎのや特製「松茸めしと信州の彩り」

「松茸めしと信州の彩り」は、松茸めし、長野福味鶏の焼き鳥、立科豚角煮、焼き栗、アスパラと胡桃味噌、野沢菜とセロリの漬け物など。価格は1,200円で数量限定となっている。販売は上田駅自由通路が9:30頃から、軽井沢駅コンコースと軽井沢駅ホーム特設売り場が10:00頃から開始。

さらに同日、軽井沢駅ホームにて駅弁「峠の釜飯」の立ち売りも復活させる。信越本線の横川 - 軽井沢駅間は急勾配のため機関車を増結する必要があり、軽井沢駅での停車時間が長かったことから、同区間を利用する旅行客に立ち売りは人気となったとのこと。しかし、1997年の長野新幹線開業で横川 - 軽井沢駅間が廃止となり、立ち売りは終了したという。「峠の釜飯」は全国の駅弁催事でも"常連"となるほどの人気駅弁で、益子焼の容器に利尻昆布と秘伝のダシで炊いたご飯を詰め、鶏肉や椎茸、ごぼう、栗、杏などを具材にしている。価格は900円。

同鉄道では信越本線開業120周年記念として他に、同社所有の国鉄169系電車を登場当時の湘南色にしての復活や、硬券の記念切符を発行するなどを予定している。