ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開するアイシェアはこのほど、「サプリに関する意識調査」を実施した。調査からは、サプリメント摂取者の4割強が「健康に自信なし」と回答。摂取の目的や購入時に重要視する条件が浮き彫りになった。

同調査は7月18日~22日に行われ、20代~40代を中心とするネットユーザーの男女461人が回答した。結果、サプリメント摂取者は全体の38.6%で、摂取していないのは61.4%。摂取者比率としては男性31.6%に対し、女性は45.8%と上回った。年代別にみると20代は28.8%、30代は39.9%、40代では41.0%と、年代が上がる程高くなっていく結果となった。

回答者の35.2%が「健康に自信なし」、「自信あり」は15.2%、「どちらでもない」が49.5%という結果になり、サプリメント摂取者の場合、「健康に自信なし」が42.1%に上昇。自らの健康への不安をぬぐうためにサプリメントを摂取している傾向があることがわかった。

普段サプリを摂取していますか?

健康に自信はありますか?

摂取目的を複数回答形式で聞くと、性別、年代、サプリメント摂取有無に関わらず「健康のため」が全体の66.8%と最も多い。以下、「疲労回復のため」が33.4%、「老化防止」が15.0%、「食事の時間がない時に」が11.5%で、いずれの項目も男性より女性の方が比率は高めの結果だ。年代別では、20代で「食事の時間がない時に」が19.7%と、独り暮らしなどで不規則になりがちな食生活を補うためか、他の年代より高い点が目に付いた。

摂取者と非摂取者を比較すると、摂取者では「疲労回復のため」が42.1%と非摂取者に比べ15ポイントも多く、「老化防止」も26.4%と20ポイントも多い。一方、健康意識の強い摂取者ではほとんど見られない「食事の時間がない時に」が、非摂取者では15.9%になっており、普段サプリメントを摂取しない人でも食事をとれない時にはサプリメントに頼るという活用をしている可能性が浮上した。

今や多種多様になったサプリメントを購入する時に重要視する条件については、複数回答形式で聞いたところ、やはり「効能」が最も多く全体の69.6%に上り、次いで「価格」が55.3%。摂取者では「メーカー」が25.3%、非摂取者では「味」が13.8%で3位となった。継続的に使用しているだけに摂取者の4位も「量」(14.0%)と経済的・信頼性に関わる条件が上位に挙がってくるが、1位の「効能」は75.3%と断トツ。健康に不安を抱える摂取者にとって、なによりも優先されるのは「効能」のようだ。